ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

君と僕は...

11月26日のスポーツ新聞に、ヒーセのソロ活動スタートのニュースが
かなり大きく取り上げられた。
休止後ほぼ二年近く経つというのに、これだけマスコミの扱いが大きい事が
嬉しかったし、ヒーセの自信たっぷりの元気そうな様子にソロへの期待も
高まったのだけれど、それでも、『10年間の活動にピリオドを打った』だの、
『バンドの精神的支柱だった』だのという
過去形での表現に私は、心を乱されて仕舞った。
『ボーカルの吉井も来年にソロ活動を始動させる意向』
『一緒に演奏するメンバーとレコーディングスタッフの募集をホームページで開始』と
書かれているが開始したのは去年の夏なのだ。もう1年と4ヶ月以上経っている筈だ。
『兄弟もミュージシャンとしての腕をひそかに磨いており』
“ひそかに”ってどういう事なの?
この形容のされ方が私には哀しく思えて為らなかった。
判っているのだ、ヒーセのソロ始動がイエローモンキー第二章への
新たな始まりだという事は。
ヒーセがソロ活動を始め、そのうち吉井和哉もソロを始めるだろう。
菊地兄弟ももしかしたら何かやってくれるかも知れない。
各自がそれぞれの手ごたえを掴んだら、その先にはきっと...。
けれど、ヒーセ、ロビン、エマ、アニーの4人がステージで暴れる姿を
見られるのは、まだずっと先の事なのだろうね。
覚悟は決めた筈だけれど、正直淋しい。
THE YELLOW MONKEYのデビューシングル“ROMANTIST TASTE”の導入部分で歌われた
“君と僕は過去と未来よりも
強く結ばれて
未来永劫に出会い続ける”
この詩を何度も噛み締める。
「君」と「僕」はメンバー一人一人であり、同時にファンを含めた
イエローモンキーそのもの。
きっと、また出会いましょうね!