ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

OBSTINATE ROCKAHOLIC

HEESEY WITH DUDESのデヴューアルバム「OBSTINATE ROCKAHOLIC」を聴いた。
1曲目の「SPIRIT FREE」の疾走感に一気にヒーセの奏でる世界に惹き込まれ、
3曲目「OLD CHILD」のパワフルさに昂められた。
「NAMELESS LOVER」は聴くほどにシングルらしい口ずさみ易い良い曲だと判った。
吉井和哉作詞の「ならず者アイムソーリー」は、涙が後から後から溢れて
歌詞カードの文字が読めなかった。
自分がどれだけ吉井和哉の詞に渇えていたのかを思い知らされた気がした。
曲中に「無性に叫びたい」という歌詞が出て来るが、
私も無性に叫びたい。『吉井和哉よ、あなたの詞と曲を歌を私は聴きたい!』
聞き分けが無くてゴメンなさい。でもヒーセの曲を聴いたら、
ずっと我慢して来たタガが外れて仕舞ったみたいだ。
ヒーセは、本当にこんな事を言ったら申し訳ないけれど、こんなに詞も曲も
書けるとは正直思っていなかった。「Camden Town」はとっても楽しいし、
「カリスマ(Strongman Is Cryin')」の力強さ、厳しさは痺れるくらいに格好良かった。
「ベイサイドメランコリー」の切ないけれど何故か暖っかい安らぎに癒されもした。
発売前にどこかの雑誌インタヴューで、「見事に時代のニーズに合わない。」とか
言われていて、少し心配してた。
でも蓋を開けたら全然そんな事無い!
とにかく全編、もの凄く音が身体に馴染んで来る。懐かしさを覚えた。
ビシバシ腰に響くサウンドが心を震え立たせてくれた。
私はこういうロックが好きなんだ。それでイイ。って
肩を叩いて貰えたような、そんな気がした。
興奮して、泣かされて、癒されて、そして最後にはまた歩き出す元気を
貰えたような私にとって、とても大切なアルバムになりました。
ヒーセ、ありがとう!!!