ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

桜 花吹雪

ぽかぽか陽気の一昨日とはうって変わって昨日は、強い風と雨で
折角身頃を迎えた桜が散らされていた。
花が咲ききってから花吹雪になるのは壮観だけれど、雨風で散らされるのは、
とても惜しい。夕方からは雷まで鳴り始めた。

“突然の雷が 酔い心地 春の宵に”
思わず、フォークデュオふきのとうの「春雷」(作詩・作曲 山木康世)が頭に浮かんだ。

“春の雷に 散るな 今すぐに
 桜 花吹雪 命つづくまで”

男の人の優しさと懐の大きさが感じられて、私は本当にこの曲が大好きだ。
花吹雪と言えば勿論、THE YELLOW MONKEYにも「花吹雪」があるけれど
こちらは随分と趣が違う。
吉井和哉の描く桜は、エロティックで狂おしい。
痛みが快楽に変わるような、めくるめく官能の匂いがする。
今の私は優しさよりも激しさが欲しい。
吉井和哉の紡ぐ詞が恋しい。