ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

エロスの奔出

ツェッペリンの「レモンソング」のエロスにやられた。
“Squeeze me baby, till the juice runs down my leg.
The way you squeeze my lemon, I'm gonna fall right out of bed.”
「キリング・フロア」という元歌があると言う事だけれど、
ツェッペリンの4人の演奏は、凄まじい。
エロティックな曲という事で思い浮かぶのは、イエローモンキーの
「エヴリデイ」である。
“生まれたてのような声をあげ
うずくまったりくちびるをさぐりあったり
下半身がこすれあったり入れ違ったり
雨はサラウンド”
イエローモンキーには他にもっと直接的な表現もあるけれど、それらの歌詞よりも
最もエロティックなのは、この「エヴリデイ」だと私は思う。
プラントの喘ぎ声も凄いが、吉井和哉の「球根」の歌い出し
(パンチドランカーツアー時)もかなりなものだったと思う。
官能を激しく刺激される。
一度その快楽を覚えてしまったらもう手放す事は出来ない。まさに麻薬だ。
私が「エヴリデイ」を好きな所は、絶望と諦観の中で息苦しい日常の鎖を
弾け飛ばそうと噴出するエネルギーである。
生と性の衝動・・・身を焦がすような刹那を切望する。
そのひたむきさに痺れるのだと思う。