ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

THE YELLOW MONKEYは、2001年1月8日の東京ドームの公演で
活動を一旦休止し、メンバー各自充電期間に入ります。
各自の活動は今のところ未定ですので、何か決まりましたら
追ってご報告させていただきます。

                   THE YELLOW MONKEY
         吉井和哉 菊地英昭 廣瀬洋一 菊地英二
                     2000年11月11日』

Petticoat Lane会員の皆さまへ と題された
あの白い紙の日付は、今日11月11日になっている。
あれからもう5年経つ。
実際にこの封筒が届いたのは、11月16日だったと思う。
ネット上で既に第一報を知らされていたとはいえ、この文面を
目にした時のあの足元が崩れるような衝撃と恐怖は、今も忘れる事が出来ない。
去年のあの7月7日に決定されたという解散の知らせが
8月2日にもたらされた時も、それは勿論ショックは大きかったけれど、
5年前のあの日の方が痛手は深かった。
私は、THE YELLOW MONKEYは危機を脱したのだと思い込んでいたから。
それでも、あの頃はまだ「解散」だけは無いと私は信じ込んでいた。
解散しない為に、続ける為に未来の為に、「休止」を選んだのだと。
本当は、彼等の中で(特に吉井の中では)既に気持ちの決着が出ていた事を
後になって知ったけれど。(参照・中原繁氏へのメッセージ
あれから5年、それぞれ充電期間をとったメンバー達は、
まず廣瀬洋一がHEESY WITH DUDESを旗揚げし、
実にヒーセらしいご機嫌なロックン・ロールを奏で、この年末に向け
短くも華々しいHEESY WITH DUDESという一つのバンドに終止符を打とうとしている。
吉井和哉は、2003年10月YOSHII LOVINSONとしてデビューを果たし、
4枚のシングル、2枚のアルバムをリリースし、
夏には待望のLIVEツアーを成功させ、今年一杯で
YOSHII LOVINSONを卒業し来年からは
本名の吉井和哉と活動するのだと宣言している。
菊地英昭は、YOSHII LOVINSONのアルバム「WHITE ROOM」に参加、
LIVEツアーにも参加して、麗しい姿を見せてくれた。
そして菊地英二は、長い充電期間の後、今年の夏から、
河村隆一、吉川晃司、そしてレナード衛藤など、様々なアーティストとの
コラボレーションの場に勇姿を現せてくれている。

あれから、彼等はどれくらいの道のりを歩んで来たのだろう。
“青い陽の中で目指したものを”

そして私は、どれくらい歩いて来れただろう。
「峠」という曲で私が感じた虹を、私は今も信じている。