ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

My Foolish Heart

NHK-BS2「週刊なびTV」で放送された2/8 Zepp TokyoでのLIVE映像を
何度も繰り返して見ている。たった2分程の短いものだけれど、
「FINAL COUNTDOWN」の音が鳴り始め映し出されていく、
汗に濡れたグレーシャツ姿の吉井が歌う「HIKARETA」、
ギターを爪弾きながら歌う「BEAUTIFUL」のLIVE映像だ。
名古屋のあの初日より一層吉井の表情が穏やかで余裕が増しているようで、
1/25から2/28までの全16公演中、この2/8 Zepp Tokyo公演がちょうど
ツアー前半の区切り目、
とても良い状態で折り返す事が出来た事を喜んでいるようだ。
2/10、2/11にZepp仙台へ参加して来たお友達の報告を聞くと
両日とも吉井もエマさんも絶好調で、それはそれは盛り上がって
楽しかったそうなので、
今度のこの「My Foolish Heartツアー」も是非DVD化して欲しい。
DVDでは、ツアーファイナルが映像化される事も多いようだけれど、
今回は2/23と2/24の武道館での映像を入れて欲しい。
吉井さんを初め、初武道館になるバーニーさん、そして勿論エマさん、
そしてネギさんやしーたかさん、柴田さんらのサポート陣も
これらの年齢層のミュージシャンにとって「武道館」という場所には、
ある種特別の意味があるに違いない。
吉井和哉は、「武道館」が格別似合うロックミュージシャンだと思うから是非、
彼の「吉井和哉」としてのスタートに立つ「武道館」映像を記録して欲しい。

本当の事を言えば、今回のこの「ツアー」へ名古屋初日と大阪城最終日しか
自分は行かれないという事が、内心遣る瀬無くて堪らなかった。
今頃は、長い列がついているだろうか、入場始まった頃だろうか、
1曲目が鳴り出す頃か、などと遠く想いを馳せる度、
何故自分はこの日常に埋もれているのだろうかと虚しくなった。
けれど今日届いた「Rock in Golden Age」の
『ロック少年「俺ロック」』のコーナーの
早川義夫さんのコラムを読んで、心のもやもやが晴れて行った。
このところ私は、吉井ファンだ、THE YELLOW MONKEYファンだ、と言って
サイトを作り、延々「Romantist Taste」等という日記を綴っている自分は、
どうなんだろう?と考えるようになっていた。
何か意味はあるのだろうか、と。
けれど、早川義夫さんは
『僕は僕を知りたくて音楽を聴いたり、本を読んだり、恋をしたり、
人と話したりしているんです。
・・・・・・ではなにを歌うべきか。自分の心です。
自分にしか言えない言葉、自分にしか出せない音です。』と仰っている。
私がこの「Romantist Taste」が書いているのは、私がTHE YELLOW MONKEY
菊地英昭吉井和哉という人がもたらしてくれる様々な想いだ。
拙いだろうが、これは人まねではない私自身の想いだ。
吉井和哉が音楽を遣り続ける限り、そしてそれを私が受け取る事が出来る限り、
この場所を続けて行こうと改めて決意した。
『音楽には感動というジャンルしかない』早川さんはきっぱりと言い切っておられる。
『感動するかしないか、音楽か音楽でないか』
人を色分けしたり、先入観を持ってみたり、そういう邪念はきっぱり捨てたい。
柔らかな心のままで吉井和哉の紡ぐ音楽を感じて生きたい。