ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

ファン心理

昨日『東芝EMI 全社員520人の約37%にあたる190人程度を今月末にも削減、
自社ビル2棟とその土地を売却』というニュースを知った。
資産売却で得た資金の使途については、「(早期退職支援)制度応募者費用と、
今後の音楽制作、宣伝費などへの原資にあてる」のだそうだ。
まっ先に浮かんだのは、先月の吉井和哉の書き込みにあった
『レコード会社のディレクターが一旦日本に帰った』という箇所だ。
もしかしてこの事と関係あるのだろうか?
月間エッセイNo.3 を書いて下さった東芝EMIの片岡さん、No.6の立入さん、
No.10の島崎さんは、今も吉井和哉の担当でいて下さっているのだろうか?
片岡さんが月間エッセイで書いてくれた吉井との全国キャンペーンの話、
LAで髭剃り禁止になった話、そして「CALL ME」発売についてのコメント、
立入さんが書かれた「at the BLACK HOLE」製作時と「WHITE ROOM」製作時の
マスターテープの本数の話、「音への想い」の重さの話、そして島崎さんの
吉井和哉は『真っ白いキャンバスに、どういう色を付けていくか?』という言葉が
しっくり来る貴重なアーティストだという話からは、
それぞれ吉井和哉というアーティストへの深い信頼と愛情を感じた。
良いスタッフに恵まれているなと嬉しく思ったものだ。
だからこそ、このニュースに衝撃を受けた。
社員を4割近くも減らされて現場は大丈夫なのだろうか?
吉井和哉にとって勝負作となるアルバムレコーディング中ということもあり
何よりもまず、音楽以外の雑事で心煩わされる事の無いようにと願う。

良い音楽さえ作れば、きっと世に認められる・・・
残念ながら現在の状況では、それは理想論に過ぎないと思う。
ヒット曲を作るには、大きな力が必要だ。
レコード会社、事務所の力が必要不可欠だろう。
私は、何も吉井和哉にタイアップを付けて欲しいと言っているのではない。
ゴールデンタイムのTV番組への出演を望んでいるのでもない。
ただ吉井が必要と望むだけのレコード製作を成し遂げる為の余裕を与えて欲しい。
吉井和哉のファンクラブは、今、更新時期を迎えている。
2004年7月5日に発足した、YOSHII LOVINSONのオフィシャルファンクラブは、
今年からKYと名前を替え3年目を迎えようとしている。
ペチコートレーン時代にあった会報も紙媒体もなく、ネットオンリーのものだ。
メルアド流出というトラブルもあり、更新者の数は減っているのではないかと思う。
それぞれの考えもあるだろうが、吉井和哉ともあろう者のファンクラブが
元気ないなど、とても嘆かわしい話だ。
昔ペチコートレーンでは、THE YELLOW MONKEYが新曲を出す度に
送られてくる会報と一緒に各AMやFM放送局の番組へのリクエスト方法
を載せたチラシが入っていた。
草の根運動」?と思われるかもしれない。
けれど今の時代なら、インターネットでCS放送にもリクエスト出来る。
ファンとしての気持ちを示す方法はある筈だ。