ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

七月七日

あの日から2年経った。
「あの日」と言っても、2年前の7月7日に何が起こったのかは、
実際の所、8月2日にBOWINMANからの手紙が送られてくるまで
何も知らずにいたのだ。
吉井和哉のコメントを読み返してみる。
『2004年の7月7日にメンバー全員が集まり、休止中の約4年間何をして
いたか、今後どうしたいかを話しました。
やはりメンバー4人4様でした。結論としてその日をもって解散する
ことになりました。』

『別れ際にみんなと笑顔で握手をしました。
・・・メンバー全員と心の底からの笑顔で握手をしたのは結成以来、
初めてだったと思います。なんか凄く清々しい気持ちでみんなと別れま
した。』

「何故?どうして別れなければいけなかったの?」
駄々っ子のように繰り返す気持ちは、まだ私の中に残っている。
けれど、今日もまたオルゴールの蓋を開けて聴いてみた
「愛の賛歌」は、ただただやるせなく切なさに覆われたあの夏の日
とは違って静かに優しく私の心を潤してくれた。

美輪明宏さん訳の「愛の賛歌」の歌詞を思い起こす。

あのどこまでもどこまでも広がる
 真っ青な空の

青の中に座って永遠の愛を誓い合うのよ

何の問題もない あの広々したあの空の中で


恥ずかしいけれどね、私は、THE YELLOW MONKEYへの永遠の愛を誓うわ。
吉井和哉菊地英昭廣瀬洋一菊地英二
みな、THE YELLOW MONKEYへの愛は、永遠でしょ?
それを信じているから、もうこの7月7日は、悲しい記念日じゃない。
4人の音楽人生にとって、とても大切な地点だろうから。