ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

山崎洋一郎氏のレヴュー

ROCKIN'ON JAPAN新刊に『吉井和哉、アルバム・レコーディング終了!』
と題された
山崎洋一郎氏のレヴューが載った。
今号に吉井和哉の記事があるとは思っていなかったから、
パラパラとページを捲って
「YOSHII ROCKS AMERICA」と書かれた電飾の下で、
怪しげな二人組みの書き割り?を従えた
吉井和哉の写真を目にした時は、驚いた。
あれは、インパクトのある絵だ。
新アルバムの中の1曲「WEEKENDER」先行試聴が始まっている
というのに、肝心のアルバムは、今秋発売予定というだけで
具体的にはまだ何も報じられて来なかったから、
この山崎洋一郎氏のレヴューは、本当に有り難い。
このアルバムに参加したギタリストは、KYのSTAFF BLOGで
『カズヤ風ジュリアン』と書かれていた、
あのラリー・コリエルの息子で、エイミーマンの
レコーディングやツアーにも参加している
ジュリアン・コリエルだそうだ。
去年「BEAUTIFUL」のレコーディングの時に吉井が、
ホントは別のギタリストが予定されていたのに
ドタキャンでこの人が来てくれてラッキーだった
みたいな事を書いていたものね。
そしてレコーディング・エンジニアは、
レッチリでお馴染みのジム・スコット。
山崎氏曰くまずその「音の良さ」に驚いたのだそう。
『くっきりとした輪郭としっかりとした存在感のある
ハイファイなサウンド』&
『なまめかしいロックサウンド』!?
うわあ、一体どんな事になって仕舞っているのだろう。
次に目を惹かれたのは、
『いつもにも増して非常にパーソナルな視点で書かれた歌が多い』
『どれも吉井の本音の言葉・・・
シュールでスリリングな歌詞である。』という箇所だ。
新曲「WEEKENDER」のサビの部分だけからも思ったけれど、
この歌からは、真っ直ぐにこちらへ歌を届けようとする
力強さを感じる。
吉井和哉という人間がありのままの気持ちをストレートに!
『せめて悔いのないように心を込めてまっすぐに大声で歌おう
というような素直な心境』と山崎氏は、書いておられる。
吉井和哉が『30代を締めくくる集大成のようなアルバム』
と表現する作品を引っさげて全身でストレートに
聴き手へぶつかって来るというなら、
こちらとしてもがっつり受けて立ちたい。

一刻も早くこの全身で体感したい。
試聴会応募は、した。祈ろう。