ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

JAPAN FESTIVAL2006特別増刊号

吉井和哉が6年ぶりに出演したロック・イン・ジャパン・フェスの
特集『JAPAN FESTIVAL2006特別増刊号』が出た。
パラパラとページを捲ってちょうど中ほど、105Pと106Pの
吉井和哉に目が釘付けになった。
ディオールオムの黒スーツの上着の裾を翻し、
振り乱した前髪の間からギッとオーディエンスという獲物を狙う
野獣の目をしたロッカーの姿、そしてマイクを太腿に挟んで
ステージに跪くという彼ならではの艶かしいパフォーマンスの瞬間、
ソロツアーや、まして自分だけのファンが集まるファンクラブ限定では
決して見られない、自分の武器を熟知して貪欲に狩りを行う
最高に攻撃的な戦士の眼だ。
この彼の姿を歌をそして彼を支えるジンジャーの演奏を
体感出来た観客たちが心から羨ましい。                  
一部分だけだろうけれど10月にMUSIC ON!TVで放映されるそうなので
それを楽しみにしたい。

兵庫慎司氏司会で吉井和哉氣志團綾小路翔のフェス特別対談も
掲載されている。
私は、氣志團のPVくらいしか見たことはなくて、とも面白い元気な
グループという認識だったけれど、この対談での綾小路翔という人は、
とても礼儀正しくて見た目よりもずっと真面目な人だと感じた。
吉井和哉も対談中に話していたけれど
『違う切り口で好きだ』と言ってくれて、読んでいる私も
とても嬉しくなった。
兵庫氏が『少年の夢を感じた』と言われたけれど、正にその通りだと思う。
不器用で真っ直ぐでどっか捩れていて
『しょうもないことにこだわり続ける男たち』大好きだ!
後半の「バンド」についての話は、グッと来て仕舞った。
吉井が今も『・・・うちのメンバーは!』とそして、
翔さんに『メンバー大事にしないとダメだよ?』と発言したのを見て
何だか色んな感情が込み上げて来てしまって困った。
とにかく何もかもひっくるめて好きです。
私もノニジュース飲んで老け込まずに追い続けます。
「バラ色の日々」を!