ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

THANK YOU YOSHII KAZUYA福岡初日

TOUR2006 THANK YOU YOSHII KAZUYA福岡初日を見て来た。
去年夏の「at THE WHITE ROOMツアー」、
今年初めの「MY FOOLISH HEARTツアー」、そして7月27日に行われた
「SOUP OF THE DAY」でのどれとも全く異なる吉井和哉の姿がそこにあった。
先ず客電が落ちて現われた電飾に息を呑まれた。
最近の吉井の発言はコレに繋がっていたのかと納得しつつ、
新たな分野に挑戦している姿勢が頼もしいと感じた。
ステージに登場した吉井は、赤ジャケット、黒ラメシャツ、黒スリムパンツ。
直前の11/4早稲田学園祭の姿が私的に???だったので、初日の衣装を
相当心配していたのだけれど、これはもう超が付くほど格好良かった。
11/4のフォトの白パンツがパツンパツンだったのに
この日の黒パンツはもう細いのなんの、腰もくねくねしまくり、
エロっぽくフェロモン抜群だ。
YOSHII LOVINSONの大ヒット曲」という紹介で歌い出された「CALL ME」の
曲の大きさを感じさせられた。
「黄金バッド」は、本当にLIVE映えする曲だ。
新ドラマーの愁さん迫力あって痺れました。
リハ4日で全国ツアーに参加だなんて凄過ぎだ。
中盤日本語歌詞のストーンズ「PAINT IN BLACK」がインパクトあった。
あれは吉井の訳詩だろうか。
そしてビートルズ「AND YOUR BIRD CAN SING」。
続いて鳴り出したサウンドに驚愕した。
まさかこの曲が聴けるとは思ってもみなかった。
“目を閉じて始めよう この夜は誰のものでもない”「SPARK」!
「ALL BY LOVE 」「WEEKENDER」の後には、「楽園」。
アコースティックバージョンの「TALI」そして
「BEAUTIFUL」に続くのは「バラ色の日々」と「LOVE LOVE SHOW」。
2/28大阪城ホール最後の「バラ色の日々」は、衝撃が大き過ぎて
正直何が何だか判らないままだったけれど、
昨日のこの「バラ色の日々」は、歌詞もメロディも全てが心に沁みた。
この曲を今の吉井和哉が歌ってくれる事がこの上なく嬉しい。
パンク調にアレンジされた「BLACK COCK'S HORSE」が
元曲とは完全に別モノに
為っていて驚いた。けれど私は、元のままの方が好きだ。
本編最後の曲は、「FINAL COUNTDOWN 」。
本編20曲が、本当にあっと言う間だった。
それ位曲の流れが自然でとても繋がりが良かった。
アンコール1曲目は、「恋の花」。
限定lIVEでは、ギターがエマさんだったが、昨日はバーニーさん。
美しいギターの音色に感じ入るけれど、エマバージョンも見たい。
2曲目が「パール」。
この曲は、もっとも苦しい時代に出来た曲だと思うのだけれど、
「今こうしてステージでこの曲をまた歌えるようになったんだなあ。」と、
そう思うと私まで「パール」が零れそうになった。
「BELIEVE」を初めて生で体感出来た事に感激した。
美しいだけでなく芯から力強い曲だ。
LIVE後全国各地から集ったお仲間とLIVEの感想を話し合う時間を持てたのだが
これまで沢山LIVEを見て来られた方々が口々に
「良いLIVEだった。」「初日とは思えない出来だった。」と話しておられた。
LIVE体験の少ない私だけれど、私が今まで見た中で最高だった。
欲を言えば髪はもう少し長髪で前髪も長めが希望だけれど、客の煽り方、腰のくねくね度、
エロ度は申し分無かった。
“生まれつき毛並みはベルベッド
天性に備わった美貌とフェロモン、表現者としての使命は、受け入れなくちゃイケマセン。
今ツアーの吉井は、ようやく覚悟を決めて「天命」を引き受けた決意の強さを感じた。
気が付けば、THE YELLOW MONKEYの曲を23曲中5曲も演っていた事に
今更ながら驚くけれど、LIVE中はもう拘りは感じなかった。
THE YELLOW MONKEY」という事を意識する事無く、
ヒーセやアニーが頭をよぎる事も無かった。
これは、ひょっとして薄情なのかしら?
いえ、私は、そうじゃないと思う。
THE YELLOW MONKEYの曲を歌い演奏する事で曲の命が続いていくのだと私は、考えている。
曲の命が続けば、また新しい未来も開けるだろう。
金髪とあのくねくね吉井の姿は、暫し「ロビン再来!?」かと思わされた時もあったけれど、
「SPARK」「楽園」そして「パール」を歌った吉井は、
2006年現在40歳を迎えたより豊かに艶やかにステージ映えした「ロックスター吉井和哉」だった。
初日がこんなならツアーの終わりには、どんなに物凄い事になっているのだろう。
空恐ろしい位だ。
福岡2日目は、曲目違えて来るのだろうな。
「ポジネガマン」聴きたかった。
私が次に参加出来るのは、11/30金沢、12/27武道館だ。
もっと行きたい気持ちを抑えるのに苦労する毎日が遣ってくる。