ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

DREAMER

心優しき方に首都圏のみで放送された吉川晃司さん番組映像を
見せて頂けた。
サポートギタリストという枠では収まり切れないエマさんの
セクシーなギター姿に悩殺され、花見の宴に仲良く寄り添う
兄弟にときめき、そしてサラサラ長髪を揺らして
ドラムを叩くアニーの逞しい姿に感激した。
昨夜は、アニーが参加するレナード衛藤さんのライブツアーの
第一日目だったそうだ。
上半身が一回り逞しくなったアニーは、前回LIVE時よりも
一層存在感を増しエキサイティングな演奏を魅せつけていたそうだ。
44歳の誕生日を迎えたばかりのヒーセは、6月創刊の月刊誌「Colo」に
連載開始、そして「CheaSS」の活動もとても楽しそうだ。
皆、其々の道を進んでいる。
「39ツアー」での「元マネージャー」発言から去就を懸念していた
田中さんは、結局ボウィンマンに留まったようで、昨夜のアニーLIVE会場に
おいでだったそうだ。
吉井の傍には、ボウィンマン時代からの人は今いらっしゃるのだろうか。
「吉川晃司苑」の映像で印象的だったのは、吉川さんの本棚に
国史の書籍がぎっしり収められていた光景だ。
何年か前に吉川氏が独立して(個人事務所を設立して)
非常に厳しい状況に為った事があって『侍でいるだけではいけない。
戦略が必要だと痛感した。』と、その時から「三国志」などに嵌り始めたそうだ。
あの北方謙三と個人的にも交流が深いそうで一緒に仲良くドライブしていたのにも
驚いたけれど。
山下洋輔氏のピアノで歌う姿、村上ポンタ秀一氏にどんどん注文をつける姿、
ミュージシャンだけでなく俳優としても才能を発揮し続ける吉川晃司という人が
様々なジャンルの人々と柔軟に貪欲に交流を図る姿は、
素直に「軍略を練りに練る一国一城の主」という風格を感じた。
『ゴールドケンタウルス』を築いた吉井和哉はどうかな?
優れたブレーンは集まっただろうか。
一ファンがこういう心配するのは、大きなお世話だという気もするけれど、
私は、吉井には「経営戦略」よりは「音楽創造」にエネルギーを集中させて欲しいと
願っているのだ。人には向き不向きがあると思う。
「戦略」に長けた「軍師」が吉井に居れば良いのに。
我こそは吉井和哉の「山本勘助」に為らん!と立候補する人は居ないかな(笑)


もう一つ、吉井和哉が「THE YELLOW MONKEY」を演る事について。
私も「THANK YOU YOSHII KAZUYAツアー」におけるTHE YELLOW MONKEYの曲の
割合は大き過ぎると思った。
けれど、このツアーの意味を考えたら、それもありかなと許容出来た。
THE YELLOW MONKEYを封印する必要なんて全くないと私は思っている。
吉井が発信しようとする音楽で、LIVEツアーの構成で、THE YELLOW MONKEYの曲が
必要だと思えば入れれば良い、演奏すれば良い、歌えば良い。
いつの日か、メンバーが再びTHE YELLOW MONKEYとして集まる日が来るとして
(遠い未来で良いんです♪)、その時にTHE YELLOW MONKEYの曲が
ただの懐メロソングに為っていて欲しくない。
今現在の吉井和哉が歌う事で曲に命を注ぎ続けて欲しい。
そう願う愛の形もあって良いと思う。