ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

祝・デビュー15周年

THE YELLOW MONKEYがシングル「Romantist Taste」でデビューして
今日でちょうど15年だ。
8cmシングル「Romantist Taste」を聴いて、ねずみの赤ちゃんを掌に載せた
あのPVを見て、それからデビュー前に配布されたという1曲目が
ティラノサウルスの「本当は君を探していた」、2曲目がTHE YELLOW MONKEY
「Romantist Taste」が入った濃いピンク色のCDも久しぶりに聴いてみた。
吉井和哉の声も歌い方も若くって、聴いているこちらが照れて仕舞うくらいだった。
濃い化粧をして
“虹の出るマシンガンと声を出してカンヴァセイション

 Psyche neuron”って歌い出すんだものなあ。
“ラブ・ポーションで強引にシャドウ

 ラブ・ポーションで妖艶にシャドウ

 ラブ・ポーションで強引に Psyche neuron”
意味が良く判らない(笑)
“そして夜は全てこの手の中 アルカロイドは君の中

 鐘がなるまでロマンティスト・テイスト

 背中のネジをフルに回そう”
この辺のリズムと言葉の乗り方が今でも物凄く格好良いと思う。
だけれど、当時彼らが将来大ブレイクするなんて、まだ誰も
予想出来ていなかったのじゃないかなあ。
彼らをマネージメントした大森常正氏も
コロンビアでプロデュースした宗清裕之氏も
よくぞ彼らに目を掛けて下さったと感謝この上ない。
そしてデビューまもなくから紙面に取り上げてくれた
ROCKIN'ON JAPANの井上貴子氏や山崎洋一郎氏を始めとした
各雑誌担当記者の方、中村貴子氏や相越久枝氏を筆頭とした
各ラジオで盛り上げて下さった方、音楽シーンの最前線に出て来るまで
かなり時間が掛った彼らを温かく応援してくれたこの方たちに
改めてお礼を言いたい。
「太陽が燃えている」と「JAM」がHITしなかったら
私は、THE YELLOW MONKEYに出逢う事が無かったのだもの。
ありがとうございます。
あさって23日に「WINNER」が発売されて、
大掛かりなプロモーション活動もなしに吉井和哉は、
6月にはロスへ旅立つらしい。
ROCKIN'ON JAPANで公私ともに悩みの真っただ中にあると語った吉井和哉
音楽人生は、これから先も決して平坦な道のりでは無いだろうけれど、
何も情報もなくただ雲隠れ中の彼を待ち続けた数年間の淋しさ・心もとなさを
思えば、『歌い続けたい』と、そう力強いメッセージを届けてくれる今が
どれほど幸せなことなのか実感している。
吉井和哉がとことん納得する音づくりが出来て、『体温がのった歌を歌えて、
わかりやすい詞がのっかって』かつ、『新しい吉井和哉』を創造出来ることを
信じている。
「WINNER」もその次のシングルもまだだけれど、
吉井和哉のニューアルバムが楽しみ過ぎて怖いくらいだ。