ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

[吉井和哉]パンゲア

「Shine and Eternity」の歌詞の
“もしかしたら遠い昔
 みんなひとつだけの
 でかい塊だったりして”
“生まれ変わり
 ここで僕らまた会えたね
……君と僕はお互いに
 愛 必要な
 愛 君と知る”
という部分から
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
『The Origin of Love(愛の起源)』を思い浮かべた。
“失われた自分の「片割れ」を探し、元の姿に戻ろうとする
切実な想いが「愛」なのだという。
けれど、吉井和哉が歌う「Shine and Eternity」の愛は、
男や女の愛だけじゃないような気がする。
「でかい塊」という表現から、私は何故か
『かつて「パンゲア」という巨大な陸塊(超大陸)が存在し、
約2億年前に分裂して別々に漂流し、現在の位置・形状に至った』という
あの大陸移動説(=大陸と海洋の起源)が閃いた(笑)
このパンゲアは、ただ大きな大陸っていうだけじゃなくて、
人類全体の思念というか精神というか、、、
元々地球の命は、一つだった。
それが長い年月を経て個々に分裂して、
でも、人はそれぞれ古に分かれて行った共鳴体を求めて
惹かれ合っている。
ぴたりと共鳴しあった時に大きな愛が生まれるっていうような
そういう男女間を超えた、
人と人との愛を歌ってもいるのじゃないかと
思った。