ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

少年たち

モバイル公式「お茶菓子のような一言」コーナーに、
「オカズのカズちゃん。」って載せたすぐ後に
「でも、カズちゃんと呼ぶのはやめてください。」と
言っちゃう吉井和哉さんに、こういう事言うと、
もの凄ーく嫌がられそうなのですが、敢えて言って仕舞おう!(笑)
現在40歳の吉井さん、そして42歳の菊地英昭さん、
43歳の広瀬洋一さん、先月40歳になった菊地英二さん、
この方達を想う時、私はいつも『峠の戦士たち』のイメージ―
「RED TAPE」冒頭の4人の姿―それが何故か淡い柔らかな光の中で旅する
『懐かしい場所へ 帰るために 旅をしている少年に寄せて』という
詞が掲げられた青木景子さんの詩集『風の中の少年たち』の姿に
繋がっていく。

「風の中の少年たち」詩:青木景子
すんなりとしろい脚と
よく通る声で
少年たちは
毎日旅をしている

何かを守るために
生まれたはずの
自分の腕で
守るべきものを
探しあぐねて

少年たちは
旅をしている
未来から吹く
わけもなくせつない
風の中で

40過ぎの男たちをつかまえて「少年」っていうのは、何だけれども、
それでも、音楽の道を歩んでいる4人の姿は、私には「少年」に思える。


「時の輪」詩:青木景子
耳をずっと
澄まして
君の
青い歌のことを
想うと
永遠に似たものが
胸の水面に
拡がっていく

淡い、切ない、愛しいという感情が
心の湖へ静かに、ひと滴、またひとしずく、滴り落ちていくようだ。


注:青木景子詩集『風の中の少年たち』中「遠い天の果てで」
「Romantist Taste」冒頭のセリフ
“君と僕は 過去と未来よりも強く 

 結ばれて 未来永劫に 出会い続ける”がリスペクトされている。