ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

吉井和哉「GENIUS INDIAN TOUR」ブームのお陰で
ネイティブ・アメリカンについて関心を持ち始めた。
前回吉井和哉が紹介してくれた自然の教科書に続いて
この「インディアンの知恵」を読んでみた。
著者の塩浦信太郎氏がどのようにネイティブ・アメリカンの世界に
惹かれ、どんな出会いをして、ネイティブ・アメリカンの世界へと
旅するようになったか、数多く挿入されたイラストがとても味があって
読み進めて行くうちに、一緒にアメリカインディアンの知恵や歴史に
出会えていくような気持ちになった。
冒頭で著者がアリゾナ州フェニックスからナバホのウインドウロックへ
向かった様子が描かれている。
初めて、『赤土の山に大きな丸い窓を開けたような巨大な岩山』
ウインドウロックを目にした瞬間『ここには何かが存在する』とそう感じたと
書かれているのを読んで、かつて吉井和哉も同じように述べていた事を思う。
『そこには磁場が存在するのか、それとも人間の生理的精神的な部分に
よい刺激を与える何かがあるのか』きっと大きな力が働いているのだろうねえ。
吉井和哉も「WHITE ROOM」の時に、大きなエネルギーを浴びたのだろうな。
ここに書かれたネイティブ・アメリカンの格言
『創世は過去のことではなく、現在も続いている』
『心が曇ったら、輝く星や空を見なさい。人と自然はつながり、
関わり合っているのだから。いつも晴れた天気でいられるように』
この言葉が強く響いて来た。
サンタフェで著者が出逢った店のアメリカ女性が、
日本に一度も行ったことは無くとも、深く日本文化に傾倒し、
日本人以上に“大和撫子”という風情の女性で日本人の書道の先生から
つけて貰った漢字の名前が『露嬪(ロビン)』だったというエピソードが
印象的だった。
昨日エマさんが今でも吉井和哉を「ロビン」と呼んでいると知って
嬉しくなったばかりだから、私もこれからは吉井の事を
「露嬪」と呼ぶことにしようと思う。心の中で♪