ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

「雨雲」

10月25日吉井和哉武道館公演2日目の記事が載せられた
「ぴあ11・15号」と「TV Bros」を読んだ。
「ぴあ」の方は、「吉井和哉武道館2007」の
特別先行予約のハガキ付きで、これから初めて吉井和哉
触れようとする人をも惹き込むようなそういう文章だと感じた。
1stソロアルバム「at the BLACKHOLE」で描かれた
当時の吉井和哉が迷い込んでいた混沌とした世界から
今作「Hummingbird in Forest of Space」冒頭の
「Introduction」で吉井和哉が、ついにブラックホール
抜け出し広大な宇宙へ飛び立った様が良く判る。
「TV Bros」の青木優さんによれば、
『まだ過渡期、抜けきっていない現状』も感じられたそうだけれど、
THE YELLOW MONKEY活動休止から6年あまり、吉井和哉
長い間悩みに悩み、試行錯誤を続けて来た末に辿り着いた今の姿、
『重い扉を開け、新しいスタートラインに立ち、吉井和哉という
音楽のスタイルを築き上げつつある』という事は、
吉井にとって大きな手ごたえと為ったのだろう。
武道館LIVEの最後に聴いた「雨雲」を歌う吉井和哉は、
本当に大きな包容力で会場全体を優しく抱きとめていたと思う。
「雨雲」は、困難や障害を現す負のものばかりじゃなく、
慈雨を降らせる大切な雲でもあるのだよね。
“I LOVE YOU I LOVE YOU”という言葉を噛み締める。
愛しいです。