ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

ロッキンオンHPに「吉井和哉自伝」の告知ページが出来た。
吉井和哉自伝「失われた愛を求めて」

ロック・スターの人生は美しいのか? 悲しいのか?

独白! 
出生、父の死、静岡で過ごした暗黒少年時代、歌謡曲、祖母、ロックへの目覚め、
母への想い、結婚、父親業、イエロー・モンキー解散、そしてソロへ……
ロックンロールに人生を捧げた男が不惑を越えた今だからこそ明かす半生記


母親の呪縛から逃げない限り、俺の人生はないんだっていうのは、
漠然とあった。
やりたかったことをやめて鉄工所に入って亡くなった父親と
同じ人生になってしまう、と思ってすごい怖くて――

本文より     

他サイトで12月29日発売と案内されているそうだが、
何とか年内に出る事は確定したようで良かった。
年末「吉井和哉武道館」物販で並んでいたりするのだろうか。
「本文より」で目を奪われたのは、“母親の呪縛”という文字だ。
吉井和哉は、「束縛」ではなく「呪縛」という言葉を使ったのだなあ。
そう言えば、吉井和哉という人は、
昔っから縛られるのが好きな人なのだったな。
(歌詞中に良く出て来るという意味において)(笑)


「WELCOME TO MY DOGHOUSE」
Welcome to my doghouse 私の首の鎖を
Welcome to my doghouse すぐに すぐに外して

「I LOVE YOU BABY」
足枷という名の幸せの 鎖を外すカギを探す
何時までここに居られるの必ず見つけるさ
Come on!

「エヴリデイ」
軽い気持ちで 重い答えを どこかで 僕は待ちながら
寒い季節を 熱いまやかしで
首にはずせない くさりつけた

「バラ色の日々」
砂漠の荒野に倒れても 長い鎖につながれても
束縛・呪縛・・・誰かからの強い干渉、行動制限。
けれど、吉井の場合は、心理的なものが大きいのではなかろうかと
思って仕舞う。
その対象になる事柄が吉井を繋ぐというよりかは、吉井自身が鎖を
作って仕舞うとでもいうような。
だから静岡時代にお母様に感じた「呪縛」というものは、
東京へ出て来てからは、当時の境遇や、
その後THE YELLOW MONKEYとしてデビューして成功したのちは、
THE YELLOW MONKEYという存在自体に、そしてもしかしたら、
吉井和哉が積み上げて来た、手に入れて来たもの全てに
「呪縛」を感じてしまうのではと、そういう風に感じた。
『因果な人だなあ』
なんて、読む前から判ったような口を叩いちゃいけませんね。
≪40年余の人生すべてが彼の「歌」につながっていた、という運命の必然≫を
心して読ませていただきます!

12月10日付のROCKIN'ON JAPAN編集長・山崎洋一郎さんの日記に
ダイムバッグ・ダレルを追悼して道端で延々ギターを弾き続けていた
少年の話が書かれていた。
≪ただ大好きなアーティストのことだけを思いながら弾いているのが
伝わって来た≫と。
≪そうしないといてもたってもいられないような気持ち≫!!!
傍から見れば意味の無い行為に思えるかもしれないけれど、
私がここにこうやって書いているのも、
「書かずにいられない気持ち」に違いないと思う。
THE YELLOW MONKEY吉井和哉が大好きなこの気持ちが
思い出に為る日が来るとは、今のところ想像もつかないなあ。
死ぬまで現役目指しましょう♪(笑)



こんな日記ですが
はてなダイアリーブック欲しい!』です。
私の今年いちばんおすすめのエントリーはこれ!
http://d.hatena.ne.jp/jovanna/20070401
とても素直に、熱く滾る想いを表していると思うからです。