ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

羽ばたけ!

Player (プレイヤー) 2008年 06月号 [雑誌]

Player (プレイヤー) 2008年 06月号 [雑誌]

吉井和哉が雑誌PLAYERでバンドメンバー募集しているらしい」
そういう噂を知った。
「まさかそんな筈は無いだろう」と思うと同時に
完全否定出来ない気持ちもどこかにあった。
ROCKIN'ON JAPANインタヴュー最後の
『最後『アメリカン・アイドル』で去っていきやがったあいつ、
みたいな(笑)』という表現も気に為っていたし、
Dragon head Miracleツアーを終えて、
彼がYOSHII LOVINSONとしてソロ・デビューを果たし、
吉井和哉と名前を改めて、これまでに作り上げて来た
ソロ・ワークをこのツアー三部作をやり遂げた事で
一つの大きな到達点に達したと吉井和哉は、
捉えているのじゃなかろうかと思うからだ。
もしかしたら吉井は、次にバンド形式の活動を
考えているのかも知れない・・・
Dragon head Miracleツアーが終了してから
私には、その想いが強く為っていた。
だいぶ以前、THE YELLOW MONKEY休止から間もない頃
確かbridgeでだったろうか、吉井和哉
『バンドはひとつ』と語っていて、
そのことは、昨年出された自伝「失われた愛を求めて」の中でも
『人間的な、総合的な部分を含めて、
女性もバンドと同じで、ひとつしかないんですかね。』と
語られていて、吉井和哉にとってTHE YELLOW MONKEYとは、
それ程までに唯一無二の存在なのだからと、吉井和哉
バンド形態を取らない事をTHE YELLOW MONKEYへの愛の証のような
忠義立てのような、そういう捉え方をしていた。
それでも、心のどかかで、レコーディング毎にツアー毎に
メンバーが変わる今の状態よりも、吉井和哉には、
もっと安定したしっかりとしたバンドとしての形態の方が
もっともっと伸び伸びと力を発揮出来るのでは、とも感じていた。

PLAYER2008年6月号は、40周年記念号という事で、
数多くのミュージシャンと共に吉井和哉のメッセージが掲載されていた。
中学生の頃から愛読していたという『プレイヤーといえば、メンバー募集。
イエローモンキーを始めた当初メンバー募集をよく利用した。
ソロになった時も目を通した。』のだそうだ。
今現在、メンバー募集をしているという話では無かった。
ちなみにソロに為った頃云々というのは、
吉井和哉ソロワーク立ち上げ!ミュージシャン、RECスタッフ募集!】
ベース、ギター、ドラム、キーボード、DJ、vin、percマリンバ等、楽器全般
プロ・アマ問わず。レコーディング・エンジニア、マニピュレ―ターも募集。男性のみ。
だったよね。結局、採用されたのは、マニピュレ―ターだったらしいけれども。

先日、通販で申し込んだHEE FESTのパンフが届いて、
結城雅美さんがインタヴューされたヒーセのTHE YELLOW MONKEYへの文章で
一番印象深かったのは、『すでに《バンドとは何だ》っていうことが、
メンバーそれぞれが解ってたから』という言葉だ。
吉井和哉にとって『バンドとは何』なのだろう。
私が漠然と感じているのは、バンドというものの引き起こす化学反応の大きさ
という事なのだけれどなあ。
もしも吉井和哉が新しいバンド結成という事になったら、
多分淋しく思うだろうけれども、それでも、吉井和哉というミュージシャンが
理想の音楽を創造して行けるなら、応援するよ!
自由に羽ばたいて欲しい。
もっと高く跳べる人だもの。