ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

絶対的な飛躍

『年末のライブにジョシュとジュリアンに来てもらえるよう現在交渉中』という
吉井和哉の書き込みを見て、
「凄い!あのジョシュとジュリアンの加わったDragon head Miracleバンドを
年末の城ホールと吉井武道館で見られるなんて、何て素晴らしいんだろう!」と
クリスマスを大切にする外国の人相手に、出演交渉をするのは、
かなり難しいだろうに、また呼ぼうとしてくれている吉井の気持ちが嬉しかった。
『年末から始まる新しい吉井和哉の世界を期待していて下さい!
これから絶対的に飛躍します。』
長期オフでたっぷり充電して吉井和哉は、また
私たちの目線の遥か遠くを見据えて羽ばたこうとしているのだと感じた。
けれど、最初の興奮が収まると、
城ホールと吉井武道館へまたジョシュとジュリアンをまた呼ぼうとしている事が
何故か怖く感じて仕舞ったのだ。
確かにジョシュ・フリーズが加わったDragon head Miracleツアーで
ラクルが起こっていた事は、DVDの映像でも鮮やかだった。
あの時あのLIVEの場で「最高!」と感じることは、間違いない。
でも、今これからの未来へ進む過程の中で
「あの時のあのメンバーが最高!」と吉井和哉の中で
認識されて仕舞うのは危険ではないかと思った。
ジョシュ・フリーズは、誰もが認める人気ドラマ―だ。
アルバム制作に参加してもらうのはまだしも、LIVEツアーに
容易に参加して貰える人ではない。
ジュリアン・コリエルだってそうだ。
DVDを見て更にジュリアンのファンになった。
そんなに簡単に参加して貰える方達では無いだろうにと思う。
勿論Dragon head Miracleのメンバーはみんな好きだ。
吉井和哉にすぐ弄られちゃっているけれど
バーニーさんのあのギターとコーラスは、ソロ吉井和哉に欠かせない存在だ。
吉井和哉の要求を受け止める度量の大きさ包容力は、本当に素敵だと思う。
LIVE DVDを見ていて改めて気付いたけれど、三浦淳悟さんのベースは、
バンドをきっちり支えているんだよね。渋い。
そして鶴谷さんがどれだけ繊細に深く吉井和哉の楽曲を
表現していてくれているかが、DVDから伝わって来る。
またこのメンバーのLIVEを見たい。
それでも、吉井和哉には、自分自身で限度を設けて欲しくない。
遥かな未来を見据えて「進化」していって欲しい。
もしもジョシュやジュリアンが年末に参加出来ないという事態に為っても
気落ちする事のないように。
かえってそれを、より良い「未来」に繋げて行って欲しい。