TVでは、朝から「5億円の著作権詐欺」事件の話題で持ち切りだ。
9時からのNHKニュースが流れ始めた時、いきなり家族が
『もう(ニュースを)聞きたくない!好きな曲だったのに!
大切な曲が傷付けられた気がする!』と大きな声を出した。
娘の好きなアニメの主題歌をいくつかこのプロデューサーが
作っていたらしく、「詐欺事件で逮捕」という事実に
かなりショックを受けたようだ。
私自身は、昔からこの人の作る曲には、殆ど興味も無かったけれど、
それでも90年代のある時期、この人の作る楽曲は、
大衆に愛され一時代を築いていたという点では、
相当に才能に溢れた人だ。
地位も名誉も巨額の富をも手にした筈なのに、何故ここまで
凋落してしまったのだろう。
事業に失敗とか、取り巻きにいいように操られたとか、
何だか色々いわれているようだけれども、
自分の作り上げた楽曲を詐欺の道具に使うという
その事実そのものが最大最悪なのではないかと思う。
たとえば薬物乱用や喧嘩沙汰での傷害事件だとしても、
勿論それはそれで大変いけない事だけれど、
「音楽家の魂」という意味では、ここまで
ダメージではなかったのじゃないかな。
報道によると、容疑を認めているようだけれども、
出来るだけ早く禊をして、
自分の作り上げた曲達に日の目を見せてあげて欲しいと思う。
吉井和哉さんは、こと音楽に関しては、
揺るぎない人だと信じています。
吉井和哉のファンであることを
これからもずっと誇りでいさせて下さい☆