ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

ROCKIN’ON JAPANとCUT

まず12月25日大阪城ホール・ライブレポート&
シングル「ビルマニア」インタヴュー掲載の
ROCKIN’ON JAPAN2月号を読んだ。
見開きページで、赤い照明を浴び少し首を傾げながら
ギターを奏でている吉井和哉のエロ格好良さに痺れた。
この汗に濡れた前髪の乱れ具合、
伏せられた瞼の妖しい色味と翳、
口元と首筋に刻まれた幾つかのライン、
フレットを押さえる左手と弦を弾く右手指の艶めかしさ!
続いてハンドマイクを持つ右手指、そして肘に添えられた左手指の
色っぽさ、この何とも言えない目の力!
井上貴子さんが臨場感溢れる大阪城ホールライブレポを
書いて下さっている。物凄く共感出来るレポだ。
けれど、この何枚かのMICTH IKEDA氏撮影のフォトが
雄弁にこのLIVEの凄さを物語っていると感じた。
JAPAN次号掲載予定の山崎洋一郎氏による
新アルバム「VOLT」インタヴューから、シングル「ビルマニア」
のみ抜粋掲載されている。
吉井和哉のロックシングルを作りたかった』という言葉が
印象的だった。
吉井和哉にとって山崎氏いうところの『ギラついた部分、メタリックな』
モノを表現すると、こうなるのか!?と。
『2曲目から全く別物になる』というのが非常に興味深い。
アルバムへの期待がはち切れそうだ。

Cut (カット) 2009年 02月号 [雑誌]

Cut (カット) 2009年 02月号 [雑誌]

黄緑色蛍光カラーのパーカー姿の吉井和哉は、
今まで見た事が無いくらい男くさく精悍な顔つきだった。
眼尻に指を当てて吊り目がちに見えている写真も
煙草を持つ手を頬に添えてこちらを見遣る写真も
ドキッとする程、格好イイ。
インタヴュー内容もとても落ち着いた力強いものだった。
『匂いで曲を聴かせることができる歳になっていた』という
言葉が印象的だった。
匂いか。「ビルマニア」の匂いを私は、感じ取れているのかな。
『「Hummingbird〜」」までは自伝みたいなところがあった。
(ドキュメンタリーだった。)
「VOLT」は結構小説っぽい。人のために書いてる曲が多い。』
これが衝撃だった。
吉井和哉は、これまでずっと自分自身を曝け出して歌って来た、
そうでなくては歌えない人だと思っていたので、
「VOLT」がフィクションという事にとても驚いた。
“生まれ変わる”という宣言を、吉井和哉は、
これまでも何度もして来たけれど今度は、
本当に新しい地点へ行っていたのだねえ。


黄緑色のパーカーについて・・・
非常に個人的なことだけれど、最近「緑色の髪の少年」という映画を見て
とても考えさせられたので、勝手にシンクロニティーを感じて仕舞った。