ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

運命の風に乗って

ストレイテナーホリエアツシ吉井和哉がナビゲーターを務めた
J-WAVEの「J-WAVE25 職業はロック」という番組の中で、
番組の終盤に吉井和哉は、ジョニー・デップ
「ブロウ」という映画の事を話している。
麻薬密売で巨万の富を手にした実在の人物ジョージ・ユング
栄光と挫折の半生を描いた映画だ。
吉井は、『若い頃に抱いていたロック願望&ロック幻想みたいな夢を
一度手にしたけど、ジョニーデップのブロウという映画をみて
いくらお金をいっぱい手にしても、隣にある幸せが手に
出来なかったら本当に意味がないと思う。』と語っている。
ホリエさんは、『自分の周りの人たちを大切にしないと、自分は
幸せになれない!』
と。

THE YELLOW MONKEYが活動休止して吉井和哉の動向が全く
窺い知れなかった時期、そしてようやくYOSHII LOVINSONとして
始動し始めた時期にかけて、私は、
まるで取り憑かれたようにジョニー・デップに嵌っていた事があった。
その頃この「ブロウ」もDVDで観た。
麻薬王」「現代の海賊」というセンセーショナルな題材だけれど、
私は、家族、父と子の愛情、友への信頼と裏切りという
とても根源的な愛情をテーマにした映画だと思っている。
獄中のジョージが父親へのメッセージをカセットテープに
録音する場面がある。

常に風を背に受け、顔には太陽の光を、

運命の風に乗って星と踊れるように

May the wind always be at your buck and the sun upon your face.

And may the winds of destiny carry you aloft to dance with the stars.

吉井は、この番組で、
『前向きな挫折をしていって!まずは自信を持って!!
自信があれば、たとえ挫折しても乗り越えられる!』

と力強く語っているけれど、私もこの映画の言葉を吉井和哉に贈りたい。

2015年まで収監予定のジョージ・ユングの愛を
娘・クリスティーナが受け止められる日が来る事を願っている。
逢いに行ってくれていると良いなあ。