ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

THE YELLOW MONKEYトリビュートアルバム

THIS IS FOR YOU~THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM

THIS IS FOR YOU~THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM

最初にTHE YELLOW MONKEYトリビュートアルバムが発売
されると知った時、あがた森魚さんやモーガン・フィッシャーさんが
参加して下さることは大変光栄な事だろうし、
吉井さんと仲良くして下さっている奥田民生さんやKREVAさん、
そしてTHE YELLOW MONKEYへのリスペクトを表明しておられる
椿屋四重奏、9?、毛皮のマリーズさん達が
どうTHE YELLOW MONKEYの曲達を表現しているのだろうかと
楽しみにしていた。
そうは言っても、あの吉井和哉の声、歌い回しに
菊地英昭のギター、広瀬洋一のベース、菊地英二のドラム、
それらが合わさってこそのTHE YELLOW MONKEYの輝きなのだから・・・
などと少々舐めて掛かっていたことも事実だ。
ごめんなさい。
想像以上の素晴らしさだった!
特に興味深かった人の曲を書いて行くけれど、
DISC1
LOVE LOVE SHOW/奥田民生
“お姉さんお姉さん”言い過ぎ♪
奥田民生さんらしいっていうおおらかで包容力のある楽しさが
心地良かった。
SUCK OF LIFE/毛皮のマリーズ
ヴォーカルの志磨さんのブログを読ませて頂いていたけれど、
本当にTHE YELLOW MONKEYへの愛がビシバシ伝わってくる演奏だった。
SPARK/秦基博
上手い人だ。そしてこの「SPARK」という曲自体の力を感じた。格好イイ!
JAM/TRICERATOPS
流石、TRICERATOPS!安心して聴かせて下さる!
空の青と本当の気持ち/星羅
星羅さんという方を初めて知った。何て綺麗なお声だろうか。
「空の青と本当の気持ち」は、元々とても好きな曲だったけれど、
改めてこの曲は、良いねえ。
BURN/椿屋四重奏
情感たっぷり。湿り気帯びた官能の襞を感じて嬉しい。
カナリア/tacica
この方達も初めて知ったけれど良いねえ。儚げで綺麗だ。
4000粒の恋の歌/あがた森魚
参りましたっていう実感。
この1曲でひとつの舞台を魅せられたという感触だった。
濃い。
「4000粒の恋の歌」もあがた森魚さんに演奏して貰えて
さぞ幸せだろう!
PUFF PUFF/MORGAN FISHER
キラキラと眩く光輝く夢の世界・・・
私にとってのTHE YELLOW MONKEYが正にそうだったんだなあ。
DISC
TVのシンガー/9mm Parabellum Bullet
良いね。勢いがある。
楽園/KREVA
本当にKREVAってセンス良いなあって思わされる。
球根/THE BACK HORN
私がこの「球根」という曲そのものを深く愛しているという
事を差し引いても、このTHE BACK HORNの「球根」は、
素晴らしいと思う。
追憶のマーメイド/ムック
対談していた時は、ちょっと社交辞令交じってるんでは?などと
思ってたけれど、曲を聴いて
成る程と実感させられた。THE YELLOW MONKEY愛されてるね。
離れるな/金子ノブアキ
あっくんってこんなに歌える人だったんだ!?
格好イイ。危うい魅力だ。
メロメ/MORGAN FISHER
美し過ぎて思わず涙した。
その他の曲達もみなどれも味わい深かった。
吉井和哉の声じゃなくても、ギターやベースやドラムが
聴きなれた音じゃなくても、『あ、これ格好イイ曲だ』って、
そう思った。

解散して5年、バンドの動きが停止してから9年近くも経過して仕舞った
このTHE YELLOW MONKEYの曲を今また鳴らせてくれてありがとう。
トリビュートアルバムに参加してくれたそれぞれのミュージシャン達の
ファンの人達にもこのTHE YELLOW MONKEYと出逢いが生まれて、
そうしてこれらの曲達に新しい命が灯されていくことを願います。

今日12月9日付けROCKIN'ON JAPAN編集部日記(井上貴子さん)
http://ro69.jp/blog/japan/によると
このアルバムのプロデュースをされたソニー児玉直子さんが
『参加アーティストとTHE YELLOW MONKEYとの関係、選曲のこだわり、
曲順や曲間のつながりなど細やかなこだわり』が
このアルバムを『愛情溢れた』素晴らしい作品に仕上げたのだという事を
語って下さったのだそうだ。
それぞれのアーティストが曲目を決定していったいきさつ、
曲目の流れ、アレンジ、
DISC1とDISC2のキーワード・・・そうだったのかあ!
これを読んでまた最初から聴き返したら、
感慨ひとしおだ。
トリビュートアルバムに携わって下さった全ての方に感謝です。
ありがとうございます!