ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

メカラウロコBOX「MEKARA UROKO・7」

メカラ ウロコ・LIVE DVD BOX [DVD]/THE YELLOW MONKEY

メカラ ウロコ・LIVE DVD BOX [DVD]/THE YELLOW MONKEY

まずMEKARA UROKO・7完全版とボーナスディスクのメカラウロコ・7
BACK STAGEを見た。
今までTHE YELLOW MONKEYの市販されている映像作品の中では、
私の一番好きなのが「メカラウロコ7」だった。
グングンとパワーUPしながら野生の証明ツアーで各地の
コンサート会場を沸かしていく勢いに溢れた「TRUE MIND」も
円熟・爛熟ともいうべき美を極めようとしていた「RED TAPE」も
大好きだったけれど、「メカラウロコ7」は、初めて目にした時の
興奮と熱狂が何度繰り返して見ても、蘇って来るようで、
ビデオテープ→DVD→DVD BOXと様々に姿を変えても
一番再生回数が多かった。
あれだけでも充分満足していたのに、完全版が
これ程素晴らしい物だったなんて!
「薔薇娼婦麗奈」
この子宮に響くヒーセさんのベース、
心拍数をヒートUPさせるアニーのドラム、
華麗に妖しく心を揺さぶられるエマさんのギター、
官能の化身のように艶やかに舞い踊り歌い上げる吉井和哉
「天国旅行」
「RED TAPE」の方より荒削りに思うなのだけど、
こちらは何か鬼気迫る感じで迫力がある。
「FOXY BLUE LOVE」
本当に格好イイ曲だ。『売れなかった曲達に』日の目が当たって良かった!
「SLEEPLESS IMAGINATION」
インディーズアルバム「BUNCHED BIRTH」からの曲。
吉井和哉のタンバリン捌きに惚れ惚れする。
この曲も映像化して貰えて嬉しい。
フリージアの少年」
曲中吉井和哉の小刻みに震える指先が映し出される場面が
いつ見てもドキドキずぎゅんと為る。
この後に「WELCOME TO MY DOGHOUSE」
武道館という大舞台で満員の熱狂するファン達を
一身に掌握して歌い演奏される「WELCOME TO MY DOGHOUSE」、
胸が一杯に為って涙が零れた。
今までは、吉井和哉がライダーに変身したり
エマちゃんにチョップをお見舞いしたりと楽しんでいた
「Subjective Late Show」で終わりだったのに、
続いて吉井和哉がギターを抱えて歌う「シルクスカーフに帽子のマダム」。
これは、威力がある。
力のある歌だねえ。
そして「楽園」。
これは、スペースシャワーTVなどで「楽園LIVEバージョン」PVとして
知られていたものだけれど、改めてこの「メカラウロコ7」の
ラスト曲として目にすると、感慨深い。
THE YELLOW MONKEYは「新たな地」「自由な大地」を目指して、
旅立って、新境地を開拓して苦闘して、結果的には、やがて活動を停止する
時が来て仕舞った訳だけれども、1996年12月28日、
「メカラウロコ7」と銘打ったこのLIVEでこの「楽園」が
演奏された事は、非常に大きな意味があったのだと思う。
“MAKE YOU FREE 永久に碧く”

「メカラウロコ7完全版」を出して下さってありがとう!