ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

ROCKIN'ONJAPAN THE YELLOW MONKEY表紙巻頭!


有賀幹夫さん撮影のTHE YELLOW MONKEYが表紙を飾っている。
活動を停止して8年、正式に解散して5年、
既に実体のないバンド・・・
けれど表紙の彼らも、特集ページのLIVE写真の彼らも、
何て圧倒的な存在感でこの胸に迫って来る事だろう!
こんな格好イイバンドは、唯一無二だ。
THE YELLOW MONKEY 20th Anniversary」と銘打って、
トリビュートアルバムや写真集や「メカラウロコBOX」、
そして来年1月22日には「SICKS」が発売された
1月22日という同じ日に「COMPLETE SICKS」という完全版までもが
発売されるのだと知らされて私は、遂にTHE YELLOW MONKEY
活動を休止するのだと知らされたあの日から延々と抱え続けて来た
この重い想いに決着をつける時が来たのだろうかと感じていた。
事実、「メカラウロコ・LIVE DVD BOX」ライナーノーツに
押部啓子さんが『それぞれの形で一度ケリがつくだろう』と
書いていらっしゃる。
けれども往生際の悪い私には、「写真集HEAVEN」を手にし、
「メカラウロコBOX」を「7」から順に見て、
そして今日この「ROCKIN'ONJAPAN THE YELLOW MONKEY表紙巻頭!」
メンバーそれぞれのインタヴューを読んでも、
決着をつける事など出来はしなかった。無理だ。
メンバーそれぞれが『イエローモンキーに対して、
誰よりも誇りと愛情を持っている』その事は、物凄く良く判る。
だけどメンバーみんなTHE YELLOW MONKEY
神格化してるんじゃなかと思った。
ハードル高くし過ぎてるのじゃないかな。
ことさら伝説を作らなくたって良いのに。
そりゃあやるからには、世間をあっと言わせたい、
ひれ伏させたいっていう気持ちは、
判るけれども、私の好きな「I CAN BE SHIT,MAMA」で
“スピードに乗せて心の彼方までコインはじく
 裏か表か答えは100年後に知るだろう”と歌われるように、
評価なんて後の時代の人に委ねたって良いじゃないの。
いつか4人の息がピタッとあって「やりたく」なったら
やっちゃえば良いのだ。
話がそれるけれど吉井和哉
「the motion picture tour 2009 宇宙一周旅行」
ナレーションで、
『昔の彼女がこう言った「やりたいようにやれば?」』という
フレーズがあったけれど、私も以前ここで同じような事を
書いた覚えがあったなあと探したらあった。
2007-09-20
私の場合『やりたいようにヤれば良い。』だったけれど。
「ヤ」にしちゃうところが私なんだね(笑)
ともあれ、昔のTHE YELLOW MONKEYの曲を今ヤルとどうなるかも
勿論聴きたいけれど、それ以上に私は、新曲が聴きたい。
私は、THE YELLOW MONKEYの最後の曲は、「峠」だと
思っているので、あの荒涼たる大地を歩んで行った4人が
どんな新境地に到達したのか、どんな音を手にしたのか、
どんなバンドマジックを起こすのか、この目と耳で感じたい。
アニーの『俺、絶対死ねない』という言葉が
一番涙腺を決壊させた。


愛しいです。THE YELLOW MONKEYを誇りに思います。
THE YELLOW MONKEYを愛し続ける事を誓います。
THE YELLOW MONKEYは、永久に不滅です!


・・・それがいつだって全然構わないのです。
勝手に未来を信じ続けたいだけです。
ジョン・フルシアンテ
『俺にとって、アートとは決して義務感から生まれるべきものではない。
楽しく、エキサイティングで面白いと感じるからこそやるものだ。』
My Spaceに書いているけれど、その通りだと思います。
吉井和哉菊地英昭も広瀬洋一も菊地英二
それぞれが「音を楽しんで」命を輝かせていて欲しいです。