ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

「KamiYui」を纏う

実際この香りを手にするまでは、「好みの香りではなかったとしたら」と
少々案じてもいたけれど、白い小箱に記された金のKEYのデザインが
花のようでもあり、可憐な踊り子のようにも見えて、
何だかもうそれだけで「間違いない」という気に為った。
掌にずっしりと感じる厚みのあるガラス瓶の中にたゆとう
レモンイエローに近い琥珀色が美しい。
早速、手首につけてみた。
柑橘系の香り。想像以上に爽やかだ。
吉井和哉の体臭成分」とか聞かされていたから、
内心ちょっとびびっていた(汗)
ミドルノート・・・ほんのり甘い花の香り。
そして最後に残るのは、白檀、Amber&ムスク。
モバBBSでは、「男性的?」の声もあったけれど、
私は、物凄くしっくり来た。ユニセックスでイケます。

そして、吉井和哉が自信を持ってお薦めしているだけの事はあって、
エロスな香りだ。
流石、吉井和哉の体臭成分を研究しただけの事はある。
それにしても、「KeY」ブランドの白い大きな封筒に印刷された
ランボーの詩は、何故途中までなのだろう?
"En somme !..."に続く4連、特に最後の1連
 J'ai bientot deniche la bottine, le bas...
 - Je reconstruis les corps, brule de belles fievres.
 Elles me trouvent drole et se parlent tout bas...
 - Et mes desirs brutaux s'accrochent a leurs levres...
 俺は更に視線を落として女たちの足に目をやる
 熱でほてった女たちの裸体を透視する
 そんな俺を変だと思うのは無理もないが
 俺の欲望は女たちの唇の味までありありと感ずるのだ

こそ、ぴったりなのに。
そこまで顕わにするのは、野暮ってものかしら♪

本当に吉井和哉って、空恐ろしいお人だ。
“ハートに火なんか 点けないでくれ
 ドントタッチミー
 生命ちらつかせ 試さないで”

そのもの。