『僕が作る曲のどこが(何が)好きなんですか?』
150字に纏めるのは、あまりに難しいけれど、
吉井和哉の作る曲達からは、
痛みや悲しみ、切なさ、そして愛しさが、
生々しく心に迫って来る。
魂が震える・・・私の心が吉井和哉の曲達に
激しく共鳴してくるのだ。
艶かしく時に激しい性と生の煌めきや
尊さが胸に迫って来る。
綺麗事で終わらないリアルさにどうしようもなく
惹きつけられる。
素直に答えるとこういう事だと思う。
けれど一番最初に、この吉井和哉からの
質問を目にした時に私は、何故か苛立ちを感じて仕舞った。
もう直ぐ新アルバム製作に取り掛かろうかという
この時期に、何故今この質問なのだろうかと。
訊いてどうしたいのだろう。
どう答えて欲しいのだろう。
新アルバムに取り入れて呉れるとでもいうのだろうか。
暇つぶし?
質問を投げ掛けるというファンサービスのひとつ?
そういうのは、有難いとは思わない。
私だったら『俺のここを聴け!』
『俺のここを感じろ!』と言われたい。
吉井和哉が今、鳴らしたい音を、響かせたい音を、
紡ぎたい言葉達を、駆け引きなしに、
真正面から堂々と魅せつけて欲しい。
そういうものを私は、受け止めたい。感じたい。