ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

bridge VOL.65 吉井和哉インタビュー

まず第一に吉井和哉の圧倒的な自信作のプリプロ音源を聴かせて貰って、
更に最速インタヴューまでしている渋谷陽一氏は、ずるいと思った!(笑)
MITCH IKEDA氏のフォトがまた素敵なのだ。
ドラムセットを叩いている吉井和哉の顔が柔和で
本当に音楽を楽しんでいる様子が幸せそうで、こちらまで
ほっこりしてくるし、続いてのページで
煙草を指にくゆらせている横顔も凄く素敵だ。
それらの表情から今の吉井は、とても好調なのだろうと伺えた。
渋谷さんが仰るには、『1曲目の「アシッドウーマン」は歌謡グラムで
・・・往年のイエローモンキー時代のあのえぐさが復活している』
のだそうだ。
善哉ツアーで演奏されている曲だよね。
待ち遠し過ぎる!
私、THE YELLOW MONKEY時代の“えぐみ”大好きです。
アクがあってこそ吉井和哉だと思うので、
THE YELLOW MONKEY時代に得意としていて、バンド解散後に
吉井和哉が封印して仕舞っていたもの達が今、枷を解かれて
自由に表現されるように為ったという事が非常に嬉しい。
まだ私は、その音達を耳にしてはいないけれど、
吉井和哉プリプロ製作中『嬉しくてしょうがなかった。
毎晩聴いていた。』と語っている、その文字を目にするだけで
胸が熱くなって来る。
トラウマを越えたんだねえ。
『成仏』したのかあ。
私自身のTHE YELLOW MONKEYへの拘りは、まだまだ溶けそうには
ないけれど、それはそれで良いんだよね。
アーティストは、どんどん先に行くんだもの。

昨年末のジョシュ・フリーズのドラム、ジャスティン・メルダル・
ジョンセンのベース、ジュリアン・コリエルのギターという
アメリカ勢を迎えたLIVEで、吉井和哉アメリカへの想い
というものが一つの達成点を迎えたと感じていたから、
今年はイギリスへレコーディングに行くのかもと思っていた。
だから夏から始まったプリプロが思いの他、本格的に進み、
日本で本レコーディングだと知らされて驚いた。
驚いたけれども、ソロアルバムを5枚試行錯誤しながら
作って来て、遂に吉井和哉は、自分の「ハイハットの音」を
掴んだのだろうね。
ハイハットだけを自分で叩いて『うるっときてたりする』
吉井和哉の姿を想像するとちょっとほろっと来るくらい
愛おしい。


LIVEで是非ハイハットを叩いて歌って下さい!
一曲だけで良いかもしれないですけど(笑)