ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

アップルブロッサム

bridge (ブリッジ) 2011年 04月号 [雑誌]

bridge (ブリッジ) 2011年 04月号 [雑誌]

「bridge」吉井和哉インタヴューを読んだ。
渋谷陽一氏のブログでこのインタヴュー時の様子が
書かれて以来、とても楽しみにしていたけれど、
フォトもインタヴューも予想を上回るものだった。
ソファに載せたリンゴを見やる吉井和哉の組み合わせた手、
胸元の陰影、良いなあ!リンゴを口に当てて笑っているのも
可愛いが、何と言っても一番は、
薔薇の花束を抱いているフォトだ。
編集後記で井上貴子さん曰く、
この写真を『いいなあ!エロい!!』と叫びながら
撮影する渋谷氏に吉井は、
『え〜っ!?赤ん坊を抱いてる手つきなのに、
聖母のような気持ちなのにぃ』と
ちょっと不服そうだったらしい。
現場の様子を想像すると笑って仕舞うけれど、
私は、この花束を抱く吉井和哉に、菩薩を見た。
私は、常々、「吉井和哉には、両性具有性がある!」と
感じているが、このインタヴューで、
これまで個人的な「恋」や「愛」を
「生」と「性」と「死」を歌って来た吉井和哉
ここへ来てもっと大きな「慈愛」をも歌う境地に
至ったんじゃないかと感じた。
そうは言っても、菩薩像って時に途轍もなく
艶かしい。
「ワイルド・ライフ」(笑)を脱却して、
悟りを開く修行中の身なれば、この先も
様々なご苦労があるでしょうが、
どうぞその天に与えられた愛の伝道者&音楽のパワーで
衆生を照らして下さい。
インタヴュー記事で一番驚いたのは、
「FLOWER」についてだった。
「FLOWER」の歌詞を書く前に、
近所の花屋さんで買って来て生けたのが
800円のアマリリスだったのだという。
マリリスって球根だ。
吉井が買って来て生けたのは、何色の花かは
判らないけれど、「アップルブロッサム」という
品種がある。

APPLE」というアルバムが
今まさに咲こうとしている!

昨夜、モバサイトに「皆様へ」と題された
吉井和哉からのメッセージが発表された。
今夜、ミュージックステーション
「FLOWER」が歌われる。

モバイルサイトに入会出来ない人にも
是非このメッセージを目にして欲しい。


『皆様へ』
各メディア等を通じて、被害の恐ろしさを日々
思い知らされています
そんな中、東北の方々、そして日本全国の皆様から、
逆に励ましのメッセージをいただいてしまい、
申し訳ない想いです
トップページにもありますとおり、アルバム発売延期、
一部ツアーの中止は、まずは被災者の方への
安全環境の確保を第一に考えての意向であることを、
どうかご理解ください
その他の公演に関しても、今後の状況次第ではありますが、
できる限りのことを現在スタッフ達と検討しています
明日予定のミュージックステーションの出演は、
当所LOVE&PEACEリリースの2月に希望をしていましたが、
スケジュール等の事情により、その時点で
3月18日に持ち越されました
先月、アルバム完成の際に番組のプロデューサーの方が、
FLOWERを聴いて気に入ってくださり、
シングル曲ではないこの曲の演奏を、
快く受け入れてくださいました
そして、この度の震災が起こりました
あまりの被害に、番組は中止だと思いました
しかし、番組の内容を一部変更して、歌で、
音楽でみんなを勇気づけよう、という
番組側の意向だと思いますが、
明日のミュージックステーションは、
現時点で放送される予定です
演奏させてもらう曲はFLOWERです
僕はこの曲を、まだ平和だった日本で作りました
人生を、花のように強く、美しく咲くべきだ、
という願いを込めて作りました
明日は被災者、視聴者の方々へ、少しでも届けばと、
一部歌詞を変えて歌わせていただきます
先日、「僕にできることは歌うことだけだ」と
ここに書かせていただきました
僕の全ての力をそそいで、被災者、
視聴者の方々の心の中に、小さな花を
咲かせることができたらと思います
ミュージックステーションと言えば、
イエローモンキー時代、JAMという曲のリリース時、
僕が本当に信頼していた、同い年のレコード会社の
プロモーターの中原繁が、ほぼフル演奏の交渉を
番組側にしてくれたことが、今でも忘れられない思い出です
偶然か、明日は彼の11回目の命日です
いつか必ず東北でライブをさせていただきます
東北地方の方は本当に寒くて辛いでしょうが、
頑張ってください
必ず日本を平和に戻しましょう
僕もできる限りのことをさせていただきます

3月17日 吉井和哉



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