ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

吉井和哉「Flowers&Powerlight Tour 2011~born-again~」最終公演日本武道館

例年の「吉井武道館」としてではなく、
「Flowers&Powerlight Tour 2011~born-again~」を
日本武道館で締めくくるというものだった。
2011年今現在の吉井和哉の力の大きさ・強さを見せつけるLIVEだった。
1曲目「Born」での魂を震わせる響き、大スクリーンに映し出される
映像の鮮やかさ、とにかく正に「Powerlight 」照明が凄まじい。
曲に合わせて変幻自在に繰り出される光の渦に見惚れた。
二階南奥という座席だったので、会場全体が見渡せて良かった。
楽しみにしていた「煩悩コントロール」が想像以上に格好イイ。
歌詞が良く聴き取れなかったけれど、配信だけだなんて勿体ない。
MVも作ってCD発売して下されば良いのに♪
余韻にうっとり浸る隙を許さず鳴り響くあのリズム!
ツアーのセットリストを知って、心の準備をしていた筈ながら、
心臓が跳ね上がる。知っていてこの状態なのだから、
不意打ち喰らっていたらヤバいでしょう(笑)
THE YELLOW MONKEYビデオの中で私が一番良く見たのが
「メカラウロコ7」なので、あの妖しくエロい「ロビン」が
発現した姿に狂喜乱舞した。
続く「母いすゞ」は、LIVEでより一層強い力を感じた。
聴きたかった「ダビデ」に酔わされた。
「HATE」この曲が初めて歌われた頃、怒りと哀しみを強く感じたこの曲が
あの頃は個としての痛みがより勝っていたように思うけれど、
2011年末に歌われたこの曲は、個ではなくもっと大きな人達の思いを
吉井和哉が歌っているように思えた。
クランベリー」これはもう箍が外れて仕舞う。
続いて「RED LIGHT」。
開場前にTV生中継では演らないのでは、という意見を聞いていたので
少し不安だったものだから、このイントロが鳴って感激した。
クネクネ舞う背中の艶めかしさ、エロさ、美しい手指の動き、最高だ!
「ALL BY LOVE」気持ち良かった。良い曲だね。
「バスツアー」不思議な解放感というか浮遊感のある曲だ。
「嘆くなり我が夜のFantasy」
この曲がここに出現して、こんなに嵌るなんて!
「マサユメ」ダチョウ倶楽部登場。
凄い盛り上がりで楽しかったなあ。
ダチョウ倶楽部を追い立てるようにして、そのまま「ビルマニア」へ突入♪
「LOVE & PEACE」
武道館で聴く「LOVE & PEACE」は、あったかくて力強くて
包み込まれる大きな優しさに満ち溢れていた。
アンコール
「星のブルース」
“地球も星も人もみんな生命(いのち)なんだよなあ”とふと思った。
「FINAL COUNTDOWN」が来ると凄く盛り上がって楽しいけれど、
楽しい時間の終わりを感じて寂しくなるから複雑だ(笑)
「FLOWER」
土の中でも花は花。

新メンバー生形真一さん加入によって新しい風が生まれたのだろう。
ナポリタンズがナポリタンズデラックスに進化していた。
「青・吉井和哉」「裏・吉井和哉」的選曲だそうだが、
THE YELLOW MONKEYボーカル吉井和哉
YOSHII LOVINSON、ソロ吉井和哉の道のりを全て包括した
セットリストだろう。懐かしい曲に違和感は、感じなかった。
余計な事を全く感じる隙さえ無かった。
もうタブーなんて無いのじゃないかな。
「もう一度」という願いは、決して消えては仕舞わないけれど、
可能性は、無限だ♪

01. Born
02. 無音dB
03. VS
04. Next Innovation
05. 煩悩コントロール
06. FINE FINE FINE
07. 母いすゞ
08. ダビデ
09. HATE
10. クランベリー
11. RED LIGHT
12. ALL BY LOVE
13. バスツアー
14. 嘆くなり我が夜のFantasy
15. マサユメ(with ダチョウ倶楽部
16. ビルマニア
17. LOVE&PEACE
アンコール
01. 星のブルース
02. MUSIC
03. FINAL COUNTDOWN
04. FLOWER