ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

吉井和哉「ダビデ」と「おじぎ草」のお話

吉井和哉質問コーナーで、もう一つとても気に為ったのは、
ダビデ」についてだ。
Q.ダビデの終わりの方、
ギロの音に隠れて、吉井さんの声が聴こえる
気がするんですが、空耳でしょうか?
なにやら語られているような・・・

A.はい。語ってます。
ライブでもやってましたよ。
何を言っているかは内緒。


「内緒」と言われておとなしく引き下がれはしない(笑)
何度も録画映像を見返すが・・・無理だ。
仕方ないので、以前この「ダビデ」と対になっていると話していた
「おじぎ草」を聴いてみた。
歌詞検索「おじぎ草」゛朝になって 帰りました 鳥のように”
そして「ダビデ」の
“人でない人を愛したと 石像にされた” という歌詞から、
この「おじぎ草」は、人ではない=女神と連想した。
人間の男と愛し合い、朝になって飛んで行く、、、
暁の女神Eos(エーオス)ではなかろうか。
エーオスは、月の女神セレーネーの姉で美しく、
つねに男性の欲望を目覚ますように生まれついていた。
ある時、軍神アレースと恋に陥った為、
愛の女神アプロディーテの怒りをかい、
人間の男との恋に身をやつすようにされてしまったのだ。
美しい人間の男を誘惑し虜にする。
けれど夜明けが近づくと、愛する男との褥を離れ、
バラ色の指で翼を付け、サフラン色の衣裳を纏い、
Lampos(光)とPhaethon(輝き)という名の
2頭の馬に曳かれた戦車に乗って、太陽神ヘーリオスの先駆けとして
天空に駆け上がって行くのだそうだ。
エーオスに愛された人間の男達は、それぞれ酷い目に合うのだけれど、
この女神のような「おじぎ草」に愛されたのが「ダビデ」だとすれば、
石像にされて目を奪われるくらいはあり得るかもしれない。
”神に何を思われても僕はただの人間でありたい ごめんなさい”
”生まれ変わったら 何がいいかな
少し大きな鳥がいいかな
そしてまた君に逢いたい
Oh my baby その日まで この目を忘れないで
朝日に向かって並んで飛んで行こうよ”

ダビデ」が生まれ変わって鳥に為れれば良いね。
目も取り戻せれば良いけれど。
それにしても、やっぱり男性の方がロマンチストだ。
女は、怖い♪