ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

靄に包まれた夜明け


「ロック・フォトグラファーという生き方」を購入した。
扉を開いて最初に登場するのは、
有賀幹夫さんの「kazuya Yoshii 2007」。
これは、ソロとしての吉井和哉4枚目のアルバム、
「Hummingbird In Forest Of Space」の
宣伝ポスターになったフォトだ。
マルホランド・ドライブで撮られた
奇跡の一枚だ。
2007年6月下旬、有賀さんがロスでレコーディング中の
吉井和哉を撮りに行かれて、新アルバムのジャケットを
『曲がりくねった道に立ってる吉井さんのイメージが
あった』と、デビッド・リンチの映画
マルホランド・ドライブ」のあの場所へ連れて行って、
日の出を待ったという、あの写真だ。
幻想的な朝靄の中に佇む儚げな吉井和哉は、最高だ!
吉井和哉のLIVE写真は、もうどれも凄くイイけれども、
宣伝ポスターとして撮られるモノの中では、
最上級に好きな写真だ。
有賀さんがこれを第一番に載せて下さった事が
とても嬉しい。
『20歳でカメラ買って、10年以内にストーンズ
オフィシャルやるまで、あっという間』だっただなんて、
本当に凄い。
この本で紹介されているキースの写真も
格好良いが、浅川マキさんの「Tokyo 1997」に
相当見蕩れた。
浅川マキさんの歌声が聴こえてくる ような気がした。
こういう凄い写真家に撮り続けて貰えている
吉井和哉は幸せ者なのだなあと思った。
吉井さんには、これからももっともっと頑張って
いい仕事をして、有賀幹夫さんに写真を
撮られ続けて貰える存在でいて欲しいと
改めて願う。


マルホランド・ドライブでの
靄に包まれた夜明けの吉井和哉の姿を見ていたら、
ここ一ヶ月以上私を苦しめていた事柄への
解決の鍵が見えた気がした。
ブルーキーではなく(笑)
私は、「吉井和哉」という夢を見続けようと思う。
レコードやLIVEのステージで表現される
吉井和哉」というパフォーマンスを愛し続けよう。
決して個人としての「吉井一哉」に惑われれはしない。
決めた!




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