ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

ゲストとゲスト 吉井和哉×吉田 敬(ブラックマヨネーズ)

例によって、お助けアプリの力を借りて、
真夜中に起き出してこの放送を見ていた。
このアプリ、グレーゾーンらしいけれど、
私のように民放TV局が3局しかない田舎在住の者にとっては、
非常に有難い。
画面に現れた吉井さん、何だかどんどん性別を超えて
来ているような♪
とにかく眉だけは、ちゃんと描いた方が良いと思うのだけれど。
吉田 敬さんは、本当にTHE YELLOW MONKEYのファンらしく、
とっても緊張していらっしゃる。
『(THE YELLOW MONKEYの曲に出会わなかったら)
灰色のジャージ来て「おかん、メシまだか?」言うとった。
今みたいなこんな仕事してなくてひきこもりやったと思う』とか。
『ザビエルがキリストと喋るようなもん』とか。
若手のミュージシャン見て凹むという吉井和哉に対して、
『そういう時は、「BURN」が効く』とか言ってくれちゃう
吉田さんが素晴らしい。
吉井和哉への質問で、「好きな女性のタイプ」や
「成功とは?」と尋ねるところが面白かった。
中でも私が一番興味深かったのは、
吉田さんへの吉井和哉の質問、
「(コンビを解散して)独りで映画やTVに出てみようとは
思わないのか」に対する吉田さんの答えだった。
即座に「食べていけない」と。
コンビでやっていく為に、相方の小杉さんに
自分の弱いところを全部話すと。
吉井和哉がそれに反応してすぐさま「偉い!」と言ったが、
私も本当にそう思う。
吉田さんからの「何故THE YELLOW MONKEYを解散したのか」の
問いに吉井は、「疲れてしまった。弱いところがあった。
思い上がっていた部分もあった。
独りでやってみたいと思ってしまった。」と答えていたが、
思うに、当時の吉井和哉は、自分から全てを背負い込んで
仕舞っていたのだろうし、他のメンバー達に、
自分の弱みを見せないようにしていたのじゃないかと思う。
全て曝け出してはいなかっただろう。
「たら」「れば」を積み重ねる事は、虚しいけれど。

THE YELLOW MONKEYの活動休止・解散を考える時、
私は、2000年11月、バンドの活動休止が発表された頃、
TVの音楽番組に登場した際に吉井が
最近嵌っているものとして知恵の輪をあげ、
頑張って外そうとしてもなかなか外れないのに、
何かの拍子でするっと外れる。でも今度は、
ハメようとしても嵌らないという話をしていた事を思い出す。
YOSHII LOVINSONの「WHAT TIME」にも知恵の輪が出て来たよね。
吉井和哉はもう「孤独の海」には行くことはないのだろう。
このところ、自分の中でちょっと過剰な期待が
膨らみつつあったので、少し冷静になりなさい!と
諭された気がした。