ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

TRUE MIND ”NAKED”その2

TRUE MIND

TRUE MIND "NAKED" (初回生産限定盤) [DVD]

続いて“野性の証明”at NHKホールを観た。
アヴェ・マリア」を観ることが出来るなんて感激だ!
アヴェ・マリア 喜びの日・・・無数の涙や希望・・・
全ての愛や憎しみ 一つ残らず吐き出そう”
音楽の神に敬虔な祈りを捧げて、この日のステージに
向き合おうとしているようで、この歌が進むにつれて、
THE YELLOW MONKEYが祝福を受けていくように思えて、
胸が熱くなった。
そして「ようこそ〜」と「SPARK」へ。
何度も何度も観た場面だけれど、格好良い!
「I LOVE YOU BABY」
フロント3人の並びがもうゾクゾク来る!
吉井和哉菊地英二、広瀬洋一、菊地英昭、それぞれの音が
ただ加わっていくだけじゃない、
それぞれが掛け合わさっていく、相乗効果、さらに爆発的な化学反応が
成されているのだと感じた。
TACTICS」始まる前の煽りに痺れる。
いかがわしい(笑)「LOVE SAUCE」の後に登場するのは、「天国旅行」。
出来上がったばかりの、名曲の手応え感じるこの新曲を披露する
メンバー達は、さぞ気持ち良かっただろうと強く感じた。
「FOUR SEASONS」のあのポーズ、あれが来るともう涙を堪えられない。
『ちょっとだけ見せてくれるか?何をかって?おめぇらの気持ちだぜ!』と
「SWEET&SWEET」!最高だ!
「空の青と本当の気持ち」。
死ぬまでに一度でいいから、THE YELLOW MONKEY
「空の青と本当の気持ち」を
この目と耳で体験してみたい。させて欲しい!
ブルースバージョンを自由に思う存分楽しんでいる「LOVE COMMUNICATION」。
アンコールは、吉井和哉のMCが愛らしい「MOONLIGHT DRIVE」。
そしていよいよ、「TRUE MIND」ビデオでのエンディング分割場面を見て以来、
ずっと大画面でじっくり見たいと切望し続けていた「SUCK OF LIFE」。
マイクスクラッチからのあのエロ過ぎるシーンを拝める日が訪れるなんて!
メンバー紹介が涙モノだ。
圧巻のドラムソロは、まさに「野獣」?いえ「野性」!
続いて吉井の小芝居にいちいち律儀に応じてあげるエマさんの
ギターパフォーマンス。
指差しビームが炸裂して大勢のファンが悩殺されていくのが
手に取るように判る。
続いてキーボードの三国義貴さん。華麗で繊細な音色。キャラクターも最高。
ヒーセのベースは、まさに子宮に来る。ダイナミックな歌うベース!
そしてヒーセ曰く「ツアーで覚えた水芸」を披露する吉井和哉
何て愛らしいボーカリストであることだろう!
沸きに沸いた「SUCK OF LIFE」の後を締めるのは、
最終曲「JAM」。
この日の吉井和哉の声(喉)は、少々荒れていたけれど、
それが一層迫力を増していて、より力強く響いて来た。
「TRUE MIND」のLIVEを、丸ごと見れて幸せだ!

『ボーナスDISC』
ツアーリハーサルのスタジオで既に「楽園」をやってたんだねえ!
訳も分からずボロボロ泣いてしまった。
メンバーへのインタビュー場面が交互に差し込まれていて、
見たことのある場面もあったし、始めて見る場面もあったけれど、
今になって見て初めてより深く判ることもあった。
メンバーだけでなくスタッフの方々も含めて、全てが、
同じ方向を未来へ向かって燃えていたのだなあ。
吉井和哉の『このバンドが無くなる事が最大の暴力』と語った場面、
本人があれを許可したという事が、吉井和哉らしいと思った。

でもね、もう「罪の意識」を昇華させても良いんじゃないかな。
無理に「再結成」して欲しいとは、思っていません。
生きているだけで丸儲け。
生きてさえいれば、また奇跡だって起こるかもしれない♪


RED TAPE“NAKED”
「RED TAPE」は、大好きな映像だから、“NAKED”は、
本当に楽しみなのだけれど、同時に、少し怖い気がしている。
THE YELLOW MONKEYというバンドの栄光と挫折の軌跡が
赤裸々に映し出されていそうで。
でも目を逸らせない。
それが我らが愛して止まないTHE YELLOW MONKEY

RED TAPE “NAKED

RED TAPE “NAKED"(初回生産限定盤) [DVD]