ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

たくさんの希望と絶望と興奮をありがとう

1月8日東京ドームで吉井和哉が残した言葉だ。
B-PASSの2001年ライブを総括する特集号に1月8日東京ドームレポが
掲載されていた。「絶望」...この言葉を使う所が実にイエローモンキーを
如実に言い表している。愛や夢や悲しみを歌うミュージシャンは
数多くあるだろうが、痛みや絶望を彼等ほど、ここまで繰り返し歌うのは
他にはあまり無いのではなかろうか。
絶望の深さはそれだけ高く大きな夢や目標を目指しているから。
彼等は常に高い頂きを見据えていたのだろう。
彼はファンに向かって「たくさんの希望と絶望と興奮をありがとう。」と
言ったけれど、我々ファンもYELLOW MONKEYというバンドから
数多くの希望と興奮を貰った。絶望ではないが数多くの煩悶も貰った。
流せないのよ、このバンドは。彼等の真剣にひたむきに音楽に向き合っている姿が
リアルに伝わってくるから、こちらもマジで立ち向かわなくてはならない。
そんな気にさせられるバンドなのだ。
彼等がより良き未来の為に選んだ「活動休止」という勇気ある決断。
充電を経て、来年メンバーは其々どんな姿を見せてくれるのだろう。
新しい年に希望を託したいと思う。