ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

「YELLOW MONKEY」 

ROCKIN'ON JAPAN8月号に鹿野淳氏が「外道」の“YELLOW MONKEY”という曲が
THE YELLOW MONKEYのバンド名の由来だと書いていて
「え?そんなの初耳だ!」と慌てて「外道」のDVD付きCD『ベスト外道』を聴いて見た。
私は「外道」と言えば、暴走族だとか、とにかく暴力的なイメージを持っていたから、
初めてちゃんと音を聴いて驚いた。
こんなに気持ち良い音だとは思わなかった。
音楽演ってるのが楽しい、それを見ている観客ひっくるめてとてもパワフルで
一体感が凄いのだ。“YELLOW MONKEY”は、ギターソロにゾクゾクさせられた。
サイケデリックかつエモーショナルな曲だ。
痺れるって言葉がぴったり来る程、格好良い。
“何?”での礼&万歳三唱&阿波踊りなんて、その場で一緒に熱狂の渦に
呑み込まれたい位だ。
73年に鮮烈のデビュー、76年に衝撃の解散、その後何度かの活動再開を経て、
2003年フジロックでは、ステージに赤い鳥居を立て、ヴォーカルは着物調の
コスチュームに白銀の獅子の頭で登場したという。
「さあ、みなさん御一緒に!」と呼び掛けて『外道ダンス』を!
両手を上にあげ、手首の力を抜いて左右にプラプラ。
これを超絶バカテク・早弾きプレイに合わせて観客が一斉にプラプラする様は
壮観だったそうだ。
ヤリたいーーっ!(笑)
結成30周年、世の中の荒波を乗り越えて来た男達が、草臥れくすむ事無く
こやってバリバリ音楽を演っている事が非常に嬉しい。

さて、話変わって「THE YELLOW MONKEY」のヴォーカル吉井和哉のソロデビューが
決まった。
YOSHII LOVINSON デビューシングル『TALI』10月1日発売」だそうです。
『TALI』って何なんでしょう。英語で「距骨(きょこつ)くるぶしの骨」、
インドネシア語で「紐、絆」、樹種、はては「タリスマン(護符、呪符)の略だとか、
ファンの間では諸説が飛び交っている。そして「YOSHII LOVINSON」はバンド名なのか
吉井和哉自身のソロプロジェクト名なのか、懸念が渦巻いている。
オフィシャルやファンサイトで諸説紛々ノ様を見て、奴はほくそえんでいるのでは、
と思う。
吉井和哉がどのような姿で我々の前に現れるのか非常に興味深い。
どうせなら、あっと驚く仕掛けで登場して欲しい。
8月下旬には東芝の「YOSHII LOVINSON」サイトで音源を視聴出来るらしい。
あと一ヶ月、とてもとても待ち遠しい。