ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

吉井和哉、遂にソロ始動!』の文字と
最新フォトに心躍らせつつROCKIN'ON JAPAN9月号を買う。
長袖パーカーのフードを被りサングラスに手を添える吉井の
右手の美しさは変わらない。
フードから覗く黒髪とうっすら髭のみえるその横顔からは、
先日の試聴会で「すっぴんで行く」と言っていた言葉は本当なのだろう
と思える。
「これから音楽一本で行きたい」というのは、それはそれで良いと
思うのだけれど吉井和哉の言う事だから、今はそう言っていてもいざデヴューして
露出して来る時には金髪に派手なメークと衣装で現れそうな気もしている。
とにかくサングラス外して下さい。私はあなたの眼が見たい。
吉井和哉の眼の力は、強力な武器だから。
「シングル・タイミングの今は取材のスケジュールを取る暇が無い」との事で
R.O JAPANの取材は受ける予定も立っていないそうだけれど、
鹿野編集長の文章が熱い。
『時代と一度も寝たことが無いミリオン・スタジアム・ロック・バンド、
それがイエローモンキーだった。』だの、『「TALI」は、音がシーンやロックの
流れを完全に超越(=逸脱)している』だのと言い切っている。
しかしこの曲こそが吉井和哉である。
鹿野氏は「閉塞性」「圧迫感」「密室性」「孤独な世界」という言葉を使うけれど、
私はまだ2分たらずしか聴いておらず、全曲を通して聴けた訳ではないけれど、
この「TALI」からは、「悲しさだけじゃない。優しさも愛しさも未来もある。」そういう
強さが感じられた。
吉井和哉がYOSHII LOVINSONとして世に放つ“音”がどのように響くのか
そして私はそれをどのように受け止めるのか、あと一ヶ月、胸が高鳴る。