ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

めぐる季節の中であなたは 何を見つけるだろう

YOSHII LOVINSONが、地元のラジオ番組に出演して、
THE YELLOW MONKEYの活動休止について
『このまま果たしてずっと続けていいのか?と為った。
みんなバンドやってる人は10年ぐらいた経つと
みんなあるもんなんですよ。
結婚生活と一緒。倦怠期。
離婚するか、別居するか、仲直りするか。
いずれにしても時間が必要なんですよね。
一人間としてどう生きて行けば良いか?
ミュージシャンとしてどう生きて行くか。
いつまでも昔のまま延長やる訳には行かない。
絶対時間が必要なんだと思う。』という風に話していた。

活動休止近くのバンドの状態を「仮面夫婦」と評した
吉井和哉らしい言い回しだ。
ほほう、今は別居生活っていう訳でしょうか。
YOSHII氏は、今回音楽雑誌でのインタヴューは一切受けていなくて、
情報誌やCD店のフリーペーパーなどのみ、本人の言葉が紹介されているのだけれど、
その中で「横浜Walker」では、『バンド「イエローモンキー」は
「SO YOUNG」の頃がピークで、その後は事後処理というか、
ずっとエンドローグが流れているような物だった。』
『イエローモンキーは、冬の時代を迎えている。
それがいつかは終わる時が来ると思っていたけれど、
最近このままずっと冬のままでも良いんじゃないかと思えて来た。』
讀賣新聞では、『バンドとしての活動が煮詰って一旦ゼロにしたかった。
グループで役割に縛られるより、一人で思うままに遣って見たかった。
僕の中で華やかなロックスターはもう終わった。』
そういう風に語っている。
『事後処理、エンドローグ』『華やかなロックスターはもう終わった。』
これらの言葉には、正直言って少なからず動揺して仕舞った。
そこまで曝け出して仕舞うのかと。
でも考えてみれば、この人は昔から音楽に対峙する姿勢が、とても
真摯で誠実な人だった。
自らに過酷な試練を課すストイックな求道者というイメージがある。
煌びやかで官能の色濃い衣を纏っていてもね。
『時間が必要』これは、勿論ただ時間が解決するという問題ではないだろう。
夫婦がそれぞれ自分の結婚生活について、自分自身と相手との存在、
関わり合いを見つめ直し、これからの人生を再構築する。
それと同じ事がバンドのメンバーにも言えるのだろう。
『ミュージシャンとしてどう生きて行くか』
それは、とても大切な事だろう。
じっくりと考えてより良い道を見つけて欲しい。
けれど、別居生活が長くなり過ぎると独りの生活が気楽に思え始めて、
元に戻り難くなるんじゃなかろうか。
通い婚でも良いのでペアリングを再開してみませんか?(笑)