ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

21世紀のギターへ

ROCK JET Vol.18でエマさんが
YOSHII LOVINSONソロ活動への参加の経緯と今後」について語っていた。
去年吉井のファーストアルバム製作中に『ライヴやりたいかも知れないから
ギター弾いてくれない』と誘われたというその言い回しにも、また
『ミュージシャンとしても大好きな人間ですから』の「も」という言葉にも、
とても暖かな気持ちを感じて、嬉しくなった。
そしてエマさんが『「いや、でもザ・イエローモンキーの半分だよな」と
いうふうにも思った』って話しているのが、
ああ凄く自然な感情だったんだろうなあと感じた。
今年になってセカンドアルバムのレコーディングに参加する事に為った時に、
ザ・イエローモンキーというバンドが存在したままで、吉井と自分が
レコーディングしツアーするとして、その先は何に繋がるのか?と考えたという。
その葛藤が、バンドの解散という区切りがついた事で、
本当に「リセット」出来たんだなという事が良く判った。
『奇麗な体で出来るじゃないですか。』って言葉がツボだ。
最後の箇所でギターのピッキング・スタイルを変えようと模索しているという話が
興味深い。
使うピックを変え、歪んだ音を出す時にピックを斜めに当てると80年代から
90年代に、平らに当てることで70年代だったり60年代だったり、
21世紀のギターになるのだと、そういう細かいモードを作って行こうとする、
その前向きさが頼もしくて、やっぱりエマさんは、格好良い人だと
改めて感じた。
『アグレッシヴであり緻密である!プロとしての姿勢』という形容は、
今回、世界の桧舞台で活躍するF1ドライバー「日本男児佐藤琢磨」を
評しているけれど、エマさんの今後の音楽人生へのスローガンのように
感じた。近づいていますよね。
これからの活動を拝見出来る事が本当に楽しみです!