ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

新聞に載ったYOSHII LOVINSON

まさか地元の新聞にYOSHIIのインタヴューが大きく載っているだなんて思わなかったから、
『イエローモンキー ヨシイ・ロビンソン』
『バンド解散が機 テーマに死生観』という大きな文字が目に飛び込んで来た時は、驚いた。
解散時の心境を聞かれて『吐きそうなほど、つらかった』と答えている。
『バンドはかなり前から事実上、終わっていた。でも認めるのはとてつもなく寂しい。』
《かなり前から事実上・・・》それは、一体どの時点からだったのだろうと
推測する事も今は、もう虚しい。
現在、全国ラジオキャンペーン中のYOSHIIはある番組で、
昨年末東京ドームでのイベントについて『自分としては、
イエローモンキーを遣って来た年数のアルバムを最後閉じたような、
最後はスタッフの全員の記念撮影の写真で最後の表紙を閉じたっていう感じ』であると語ったそうだ。
その『表紙を閉じた』という表現に堪らなくなった。
もう新しいページが加えられる事はないのだろう。
もう本当に終わったのだ。
紙面では、『終わりを意識すると、新たな始まりもみえてくる。
「生きて、死んで、別の生を受けて。結局、ぼくらは終わりのない繰り返しの中にいる」。
バンドの解散に触発され、作品のテーマに死生観を選んでいた。』と続けられている。
この『生きて、死んで・・・終わりのない繰り返しの中にいる』が
ちょうど昨日「21グラム」を観た感想と重なっていたので驚いた。
命は、儚いものだとしても、また新たな命が宿りこの世に生を受け、
人の命が繋がれて行く。
人もバンドも音楽もそれぞれが、命を持っているのだなあと感じた。
生まれて出会って愛して、その生を精一杯生きて、それは何て尊い事だろう。
こんな感想は可笑しいかも知れないけれど、色んな事に感謝したくなった記事だった。
ちなみに新聞に載ったYOSHIIの笑顔は、笑い皺がとっても優しいものだった。
良い顔してる。とても良い状態なのだろうな。
昨日ネットで聴けた福岡のラジオ番組で『LIVEを艶かしく』とか言っていたけれど、凄く楽しみだ。
新潟まであと2ヵ月半、待ち遠しい。

新聞に載った記事は、
「時の谷間」に載せさせて頂きました。