THE YELLOW MONKEY最後のシングル「プライマル。」で
“愛とか強調すると顔が変になるよ”と歌われていたけれど
全くその通りだと思う。
吉井和哉を好き過ぎて、エマさんを好き過ぎて、
私は、この二人のステージを心の底から愛するあまり
それを喪う事を怖れるように為っていた。
二人の間の信頼の深さ・絆の強さを信じると言いながら
結局は、信じきれていなかったのではないだろうか。
BS放送でのインタヴューの言葉の端々から、どんどん不安が
拡がって行って、恐怖にも似た疑問をBBSで問うてみた。
エマさんを長い間見て来られた方々が意見を述べて下さった。
それぞれの考えを読ませて貰えて、本当に良かった。
《本人の納得できる活動ができることを願う》
そうなんです!結局、願う事はそこなのですよね。
どんな形であれ私達は、彼らが生み出してくれる音楽に触れて生きたい。
友が《吉井さんが”ロック”バンドをやりたいなら、
ギターにエマさんが入らない理由はないと思う》と言ってくれて、
思わず涙ぐんで仕舞うほど嬉しかった。
エマさんがご自分のソロ活動に集中したいという事があれば
その時は吉井もエマの意思を尊重するだろうけれど
あの「FOOLISH HEARTツアー」LIVEの吉井のエマへ向けた笑みを見るに付け
そうそう簡単にO.Kするとも思えないよね。
エマが今度のNEWアルバムに参加しないと知ってから
私は、思っていた以上に動揺していた。
というより、2/28大阪城ホールの最後、エマが客席に向かって丁寧にお辞儀を
してくれた事も、後になって思い返して?と不安に囚われていた。
ソロ吉井和哉にとって、エマ=菊地英昭とは、どういう位置なのだろうか?
THE YELLOE MONKEYの時は、盟友だった筈。では、ソロ「吉井和哉」にとっては
サポートメンバーの一員?
昨年の「スティルアライヴ」ツアーでは、エマは本当に控えめで
ステージの中央に出て観客へアピールする事も殆ど無かった。
けれど「FOOLISH HEARTツアー」では、エマの占める割合が
とても大きく為っていたように感じた。
ステージアクションもそうだし、ギターソロも。
それが、NEWアルバムにエマが参加しないと聞かされて、戸惑ったのだろう。
吉井和哉のオフィシャルファンクラブ「KY」が発足した時、
私達の間で「菊地吉井」の略称だ♪と話題になった。
いっそのこと「菊地吉井」のユニットを組めば良いのに、という意見もあった。
THE YELLOW MONKEYというあれだけのバンドを解散させた吉井が
YOSHII LOVINSON→吉井和哉と試行錯誤しながらソロになって、
今更エマをユニットを組むなんて、「そりゃないよな」と思いつつも、
これだけずっと見つめてて愛している自負のある私の予想を
さっくり斜め上遥か彼方を進んで行く吉井の事だから
どんな事が起こるか判りはしない。
あの元筋肉少女帯の大槻ケンジと橘高文彦がその名も「大槻ケンヂと橘高文彦」
という名前のユニットを組んでCDを出し、ライブもやるのだそうだ。
ミラクルだ。
吉井和哉は、ソロになって、ボーカルの自分だけがスポットライトの当たるライブには
したくないと言っていた。バンド形態でやりたいと。
エマ以外のギターで歌う吉井和哉、ホントに合ってる!と思った
「FOOLISH HEARTツアー」バンドではないミュージシャン達を目にするのは
辛い事だろう。
けれど、馬鹿だと言われようが、私は、THE YELLOW MONKEYの遥か未来を信じている。
10年20年経った円熟の吉井和哉・菊地英昭・廣瀬洋一・菊地英二が
新しいTHE YELLOW MONKEYを魅せてくれるのを心待ちにしている。