ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

吉井和哉[ひまわりの花」

7月22日SETSTOCKから吉井和哉の夏フェスツアーが始まった。
驚く事に新曲6曲、WEEKENDER、そして最後に
「(地元のプロモーターである)夢番地に捧げます。」と言って
「LOVE LOVE SHOW」を演奏したそうだ。
夏フェスで新アルバムからの曲を何曲か演奏するだろうと
予想はしていたけれども、
まさか新曲のみでぶつけて来るとは思わなかった。
「TALI」か「CALL ME」のシングル曲とノリの良い
「欲望」または「HIKARETA」等を
散りばめて来るのかと思っていた。
SETSTOCKに参戦した友人に、観客の反応はどうだったのかと
思わず確かめたら、
『新曲は、ノリの良い曲ばかりで普通に盛り上がった。
ファンではない子たちにはかえって良かったかも。』
と言われて安心した。
『「LOVE LOVE SHOW」が大合唱で一番盛り上がった』のだそうだ。
私は、それを聴いて物凄く嬉しくなった。
普段の私なら、待望の新アルバムからの新曲、
その上「LOVE LOVE SHOW」までも、
と為ったら、「私も聴きたかった」だの「羨ましい」だの
という感情が起こりそうなものなのに、
そんな事よりも、吉井が、フェスに新曲だけで挑戦しようとした
その意気込みとフェス出演の締め括りにあの歌を、
楽しそうに気持ち良さそうに演奏したという事実が
何だかとても素敵だと思えたのだ。
2年前の夏の終わり私は、『花は咲き続けるだろう』と書いた。
“散らない花はないけれども 花は咲き続けるだろう”
THE YELLOW MONKEYは、解散したけれども、
THE YELLOW MONKEYの曲は、生き続ける。愛され続ける。
フェスでTHE YELLOW MONKEYの曲を演るなんておかしい、
だとか、吉井がエマをサポートにしている状況で演るのは、
他の二人に対して悪いと思わないのかとか、
相変わらず厳しい意見もあるようだ。
けれど、吉井和哉は、そんなものは、超越して欲しい。
歌の命を吹き込み続けて欲しい。
いつか私もまた吉井和哉の歌う
「LOVE LOVE SHOW」を聴ける日が来る事を願う。