ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

ROCKIN’ON JAPAN「ロックスター宣言!」

ROCKIN’ON JAPAN 10月号、吉井和哉表紙巻頭特集を読んだ。
黒スーツに細黒タイの吉井は、フェロモンが甦っていた。
モノクロページのYシャツ姿で上着を肩に掛けてるフォトの色気にゾクゾクした。
黒Tシャツの2枚も美麗だし、ビジュアル面でも頑張っているのが嬉しい。
肝心のインタヴューは、流石、山崎洋一郎氏だ。
デビュー時から吉井和哉と深く関わって来た人ならではの重みを感じた。
驚いたのは、吉井が発した「厄払いみたいなアルバム」という箇所だ。
一番初めに新アルバム発売の報を聞いた時、吉井和哉としての
初のアルバムになるのだから、
新しい視界が開けるようなそういうものだろうかと
考えていた。
それが「39108」というタイトルが知らされ、
吉井和哉の集大成」のようなアルバムだという
話が出て来て、ついで発表されたツアーの最終日が12月28日だという事で
ファンの中でも様々な憶測が飛び交っていた。
でも、このインタヴューを読んで、理解できた気がする。
「39108」は、吉井和哉THE YELLOW MONKEY休止後の
この数年間の自分に落とし前をつけたアルバムなのだろう。
「at the BLACK HOLE」で闇を見据え、「WHITE ROOM」で光を見出し、
そして新作「39108」で個としての進む道を見定めたというような。
限定LIVEの時も思ったけれど、
本当にこの人は、吹っ切ったのだと思う。
山崎氏に『ほんとに気が済みました』って言ってるのだけど、
山崎氏も仰っているけれど、実に実感が篭っていると感じられた。
心の整理がついたんですね。
『もっとわがままに、自分の好きなことやろう!』
そうです!『誰に遠慮する必要』も無いです。
やりたいようにやってくれれば良い。
それが「吉井和哉」の音楽になる。
「39108」をまだ全部聴いてもいないうちから、
早くもこの先が気に為る。
「39108」を聴き込んだその後には、更に冬ツアーで
進化している曲達に出逢える予感がある。ワクワクする。