ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

bridge

正しく「吉井和哉、全開!」な吉井和哉表紙・巻頭インタヴューだ。
渋谷陽一氏の『もう大丈夫』という言葉が何とも誇らしく嬉しい
吉井和哉ロックスター宣言だ。
つくづく思ったのは、吉井和哉という厄介なアーティストを
丸ごと把握して診断してカウンセリングして下さる渋谷陽一
という存在の大きさである。
初ソロライブで「ジーンズにネルシャツ」「暗いステージ」でしか
ステージに立てなかった吉井を『タコ壷』と一喝し、
8月6日ロック・イン・ジャパン・フェスでのLIVEを『良かった』と、
心から喜んでくれている。
「LOVE LOVE SHOW」に加え「バラ色の日々」も
演奏したその意義をじっくり吉井の口から私達ファンへ伝えてくれた。
本当に有り難いと思う。
『今のこの「LOVE LOVE SHOW」聴いてくんない?』っていう気持ちが
素直に受け取れた。
私は、2月28日大阪城ホール最終日の「バラ色の日々」の時にも
痛感したけれど、曲は演奏されてこそ、歌われてこそ、
生き続けるのだと思う。
だから『曲を作ったからには歌う責任がある、
生きてる限りね』という
吉井和哉には、「責任」だなんてそんな難しく考えないで、
遣りたくなったら歌いたくなったら好きなようにすれば良いのだ。
自由にやって欲しい。
吉井和哉が音楽作るのにアトリエなんか必要無い筈だ。

いい加減自分のDNAも自覚出来たようだし、
「フェロモン爆弾」バッチリ炸裂させてロックスター
吉井和哉」の運命を引き受ける腹を括ってくれることだろう。
渋谷陽一いうところの『フェスでの教育効果』、吉井曰く
『バンドマン人間ドック』で見事起死回生を果たした吉井和哉
次に出してくる曲は、きっと、生き様をイントロにビシバシ込めた
物凄い作品になるに違いない。

編集後記で井上貴子さんが、ドトール・アイスコーヒーと牛乳パックを
交互に吸引する吉井和哉の姿に『彼の表現の本質と業の深さを垣間見た』と
仰っているのが実に面白かった。
それにしても、ついこの間KYのQ&Aコーナーで
『最近は、コーヒーをあまり飲みたくなくなった』とか答えておいでだったのにね(笑)
常に天秤振れ続ける男・吉井和哉!好きよ♪