ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

Eternity

『新たなるキャッチコピー』作りに嵌っちゃったらしく、
本日もお茶菓子が更新された。
『嫌なことを思い出させるロッカー吉井和哉
これは良いねえ。
『嫌なことを思い出させ』ちゃったり、
『変な場所も思い出させ』ちゃったりする吉井和哉
ぴったりだわ。
意味は、ちょっと違うのだろうけれど、私は、
“乾いたカサブタをまた剝して”のフレーズを思い浮かべた。
過去の痛みや苦しみ等そのままそっと閉じ込めたままにして置けば
良いものを、傷が奇麗に塞がるまで待っていれば良いものを、
わざわざ≪カサブタを剝すように≫過去を掘り返して、
心に血を流す・・・『嫌な事を思い出す』って、
そういう意味もあるのじゃないかなあ。
痛くて辛いばっかりじゃなく、無傷で居られなくなるというか、
近づかない方が安全だと判っているのに敢えて危険な方へ進んで仕舞う
というような一種の魔力が吉井和哉にはあるのだと思う。

『Shine and Eternity 』を「爽やか過ぎる」「アクが無い」という
意見があるようだ。
確かに“HeyAll HeyAll”という掛声はちょっと意外だったし、
PVでのあのL.Aでの楽しそうなレコーディング風景を見ても
明るさ、爽やかさを感じたけれど、
それでも私は、「ALL HAPPY」じゃない何故かとても切ない感触を覚えた。
先の見えない不安を覚えつつ、それでもくじけず「夢を」「愛を」
求めて前へ進んで行くよ!ほら、皆もそうだろ!みたいな穏やかな声を
掛けて貰えたような気がして、甘酸っぱい懐かしさと安らぎに包まれて
涙して仕舞った。

私は、この「RomantistTaste」で延々吉井和哉THE YELLOW MONKEYについて
書き綴っている。
「何を必死になっているのだろう?」と思われる向きもあるかも知れないが、
私は、自分の為に書いている。
自分が吉井和哉のどこに惹かれて、吉井和哉の紡ぐ音や歌詞や行動のどこに
何を喚起させられるかを書き残して生きたいのだ。
吉井和哉への愛の大きさをアピールするというのではなく、
自分の感じ方を見つめる為の「書く」という行為だと思っている。
誇れるものなど何も持たないけれど、
THE YELLOW MONKEY吉井和哉を見聴きして培って来た人生観、価値観、
感受性は、今の私を形作っている核であり誇りだ。
そう言い切れるこの気持ちを大切にしたいと思う。