ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

9mm Parabellum Bullet

Termination(期間限定盤)

Termination(期間限定盤)

12月20日発売予定『ROCKIN’ON JAPAN』1月号で
吉井和哉9mm Parabellum Bulletヴォーカル菅原卓郎クンと対談すると聞いて、
ああそう言えば、スピッツのマサムネさんと吉井が表紙に為った「bridge」で
吉井が9mm Parabellum Bulletを推していた事を思い出した。
早速最近出たばかりだというアルバムを試聴したら、ビビッと来るものがあった。
アルバムを聴いた。
想像以上に良い。まずこの声が良い。
疾走感のあるサウンド、時にメロディアス、時に激しさがある。
歌詞がはっきり聴き取れるところが私はとても好きだ。
綺麗な心地良いだけの曲なら私は、心惹かれはしない。
けれど、この9mm Parabellum Bulletの「Termination」というアルバムからは、
ヒリヒリするようなROCKの衝動を感じた。
切なさと痛みが病みつきになるようだ。
シングル曲「Discommunication」の
“喋るな 心が聞き取れなくなるから”、
砂の惑星」の
“失くしては怖いものを
 ぶっ壊して捨てるのさ”、
「Termination」の
“観覧車越しに見上げた太陽 階段は途中で消えてしまったよ
 簡単な永遠を数え終わる頃 明日だけが人間の持ち物”
引っ掻き傷を心に刻みつける「詞」だ。
RO69の取材情報に吉井和哉と菅原卓郎クンの撮影風景が
「ボウイとボラン」のようだったと書かれていたけれど、
私は、卓郎クンのあの髪形がシド・バレットのように思えた。
ちなみに9mm Parabellum Bulletの由来は、現在世界で最も普及している
弾薬である9mmパラベラム弾で
ラテン語「Si Vis Pacem, Para Bellum」(汝平和を欲さば、戦への備えをせよ)
から来ているのだそうだ。
エフェクターを壊したり、ギターとヴォーカルがステージ上で衝突して
流血沙汰に為る事もあるという凄まじく激しいLIVEなのだそうだ。
物凄く楽しみなバンドだね。
JAPAN来月号が待ち遠しい!