ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

イエローモンキーのファンだもの

LIVE AT TOKYO DOME [DVD]

LIVE AT TOKYO DOME [DVD]

今日この1月8日という日に、今年も「メカラウロコ8」の映像
THE YELLOW MONKEY LIVE AT TOKYO DOME」を観た。
2002年からずっと、大阪ドーム公演が行われた1月4日か
東京ドーム公演だった1月8日のどちらかの日に必ず
WOWOWの中継録画か解散決定後に市販されたDVDか、
どちらか必ず見ている事になるんだよね。
毎回、4人の格好良さにときめいて、吉井のしょーもないギャグに
笑って、胸を熱くして、いつも同じ箇所でボロボロ涙を流して。
最終的に自分がこのTHE YELLOW MONKEYというバンドを
どれ程までに好きかを再確認させられるのだ。
「I LOVE YOU BABY」での、これぞロックバンド!というような
各人それぞれ際立つ存在感、「GIRLIE」から「天国旅行」、「カナリヤ」へ
続く決して他者では表現出来ないよう狂気と熱と純性。
「JAM」の大歓声、「バラ色の日々」でドームに響き渡った合唱。
「峠」前のMCで吉井和哉が『沢山の希望と絶望と興奮をありがとう』と
言い放った時の観客のどよめき。
吉井和哉は、自伝の中で、この東京ドーム公演を
『あのね、申し訳ないんだけれど俺は、最後の東京ドームの
ライヴは死んでた。……なんか……普通の……普通の精神状態。
なんの気持の昂りもなかったし。……「こうでしょう?」
「こうやればいいんでしょう?」みたいな。』と書いたのだ。
全くなんて呆れた男だろうか。
あのLIVEを「本能で」やったというのか。
確かに「必死で」「できる限りのことをやった」という事は、判る。
でも、正直に言えば良いってもんじゃないと私は思うよ。
THE YELLOW MONKEYの最後のステージを大阪ドームと東京ドームで
終われた事を、そのLIVEを作り上げたメンバーや三国さんや
その他大勢のスタッフさん達への愛と感謝は伝えたんだろうか?
勿論愛情深い吉井和哉の事だから当然だと思うけれど、
「自伝」を読む限りではあまり伝わって来なかった。
近しい人達には言葉になんかしなくても充分なのだろうけれど、
遠くから、言葉という形でしか見られない私みたいなファンから
したら、その事が淋しかった。
「真珠色の革命時代」で吉井がエマのギターの指使いをシンクロさせる
あのシーンがとても好きだ。
あったかくて優しくて、もう一度この曲を4人+ベレー帽を被った三国さん
(メンバー紹介で吉井が「復活する時はベレー帽被って」と言ってたから♪)
で演奏して貰いたい。
「メカラウロコ楽団」に出演して貰いたい。
昨年12月28日「吉井武道館」での、『これからも続けていれば・・・』
発言は、もう、なんて言ったら良いか、「こんちくちょう!」という感じだ。
「惚れた弱みに付け込んで〜」とも思うし、
「ここでそれを言っちゃう吉井のずるさと弱さには敵わないのか」という気もする。

「待つ」という言葉で、4人の未来を縛りたくない。
2001年1月8日東京ドームが終わった後に、
私が当時あったTHE YELLOW MONKEYの公式サイトに
書き込んだのは、『自由に4人共、想い想いの自由な空へ羽ばたいて下さい。
また何処かで出会えたら良いね。』という言葉だった。
その「何処か」を見つけられたら良いなあ。
「虹」を信じています。
THE YELLOW MONKEYは終わらない私の青春だから。
THE YELLOW MONKEYの未来を信じています。