ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

Dragon head Miracle

Dragon head Miracle tour 2008 [DVD]

Dragon head Miracle tour 2008 [DVD]

この龍頭が描かれたジャケットを手にしたくて、
こちらも購入した。
ケース内部の写真がZEPP TOKYOを埋め尽くすファン、そして
ステージ上のDragon head Miracleバンドの姿とが
興奮と熱気で眩いオーラに包まれて、ひとつの塊に
為っているかのように見えて、まずその事に感動した。
ZEPP TOKYOのLIVEの様子は、先月発売された
LIVE CDで雰囲気を感じ取れていたと自分で思い込んでいたけれど、
やはりこうして映像が加わると、迫力が違うね。
「I LOVE YOU BABY」でエディーを掻き鳴らす吉井和哉の格好良さに
ラクラした。
「BLOWN UP CHILDREN」へ続いていくところは、当分聴けないと思っていた
この曲が聴けてとても嬉しかったけれども、
吉井和哉本人の歌い方で言ったらば、「MY FOOLISH HEART TOUR」で
私にとっては初めてこの曲を聴けた時の方が好きだ。
「黄金バッド」は、ジョシュ・フリーズのドラミングを目の当たりにして
この曲の本来の姿は、こうであったのかと驚きと納得とが一遍に来た。
まさに千手観音という印象だ。
逞しい頼もしい守護神がステージ上でどーんと構えていて
吉井和哉やジュリアン、バーニー、淳悟さんに鶴谷さん、
メンバー全員もの凄く安心して、でも皆が生み出すパワーに
其々がまた自分自身のより大きなパワーを引き出されているような
そういう印象を受けた。
「I WANT YOU I NEED YOU」「Pain」がもの凄く気持ち良かった。
“俺の詞には意味が無い だけど君達には伝わってるよなぁ!?”
あの吉井の声は、達成感と自信に充ち溢れていて
吉井にとってこのツアーがどれ程大きなものだったかを
改めて感じた。
「シュレッダー」は、「GENIUSINDIANツアー」「吉井武道館」そしてこの
「Dragon head Miracleツアー」と三度聴けたけれども
この演奏が一番凄味があった。
初めてバンドバージョンで演奏された「TALI」は、今まで吉井が
アコースティックでしか演奏したくなかった訳が判った気がした。
「CALL ME」は、演奏の面から言えば、当然素晴らしい。
けれど、吉井和哉自身の切々とした想いを感じ取れたという意味では、
2005年夏のツアーの「CALL ME」の印象が鮮やかだ。
「見てないようで見てる」、THE YELLOW MONKEYの曲をこういう形で
演れるようになったのだなあと、その余裕が心地好く嬉しく感じた。
「Shine and Eternity」、この歌の発売当初私は、
この歌がこれ程まで大きな歌に為るとは、思いもしなかった。
それが、三つのツアーを通して次第に力強く温かで掛け替えのない
「愛の歌」へ成長していったと思う。
MCで吉井和哉が『LIVEの終りには、龍が飛び立つ』と語ったけれど、
本当だった。
「ミラクル」の名に恥じないDragon head Miracleバンドの
ラクルを我々が体感出来た事を幸せに思う。

BOX盤との違いは、フォトギャラリーだ。
良い表情してる!