ROMANTIST TASTE

この羽よりも軽いもの?

復讐するは我にあり

ビルマニア」オリコンウィークリー第四位おめでとう!
今日昼前に吉井和哉自ら
『皆さんのお陰でビルマニアがオリコンウィークリーで
4位でした➚➚➚➚・・・本当にありがとう。』と
書き込みがあって、仰る通り、TV出演やラジオ出演、
雑誌での露出もあまりなかったにも関わらず、
その上CD屋さんで品切れを起こして仕舞ったという状況でも、
4位という結果は、本当に素晴らしいと思う。
山田孝之さんのPV出演や、シングル・アルバム連動特典の
キャンペーンがあると良い事を考慮しても、
この「ビルマニア」という曲そのものに、
大きな力があるのだと思う。
沢山の人の心に「ビルマニア」が響いて良かったね!
でもね、本当に変なところに拘っちゃう私で申し訳ないのだけれども、
『注文しなかったCD屋さんをいつか絶対見返そう』
判ります、そういう気持ちは。
でも「ビルマニア」の
“踏みとどまらずあいつを絶対見返そう”の「あいつ」って
自分自身のことですよね?
弱かった、優柔不断だった過去の自分自身を指しているのかなと
思っているのだけれど。
実を言うと、「bridge」での『フジロックに限らず、いろんな人への、
言葉悪いけど復讐はあるのかもしれない。
ま、そんな歌詞ばっかりだから、次のアルバムは(笑)』という
言葉に、少しばかり引っ掛かっている。
過去の納得いかなかった事柄に、落とし前をつけるのは大賛成だけれども、
そのことに「復讐」という言葉を使うのは、やっぱり好きじゃないな。
聖書に
『愛する者よ、自ら復讐するな。 ただ神の怒りに任せまつれ。 
録(しる)して“主いい給う。 復讐するは我にあり。 我これを報いん”と』
と記されている。
この「復讐するは我にあり」の「我」とは、「神」を示している。
決して人間を指しているのではない。
《悪を行なった者に対する復讐は神がおこなうものであるから
人間が勝手にそれをすることは許されない》という意味だそうだ。
“神による復讐”とは、悪を犯した人間が罪を認め、
その罪をその罰を従容と受け入れていくまでの過程なのだろう。
最近特に良く感じている事だけれど、
「我こそは正義だ」と思う傲慢さ、
「自分の価値観に合わないものを排除」しようとする集団の怒りのパワー、
これらは、本当に危険だと思う。
私は、やっぱり色んなものにそっと心を寄り添わしていけたらと思う。
心を揺らしながらでも、緩やかに穏やかに。
綺麗事と謗られようと、きっと「最期」は、微笑んでその時を
迎えられるように。